第1回 理想のコンピュータ×理想のプログラマ(?) ~流星号はマッハ15だからすごいんじゃない~ 長谷川裕行 2008/3/17 プログラムを作るとはどういうことなのか? そもそもプログラムとはどういうもので、われわれ開発者は何を目指し、考え、学ぶべきなのか? ハードもソフトも、そしてそれらを扱う社会システムも複雑化した現代、開発者にとって考えるべき問題はたくさんある。 そんなややこしい時代のややこしいお仕事について、肩肘張らずにさまざまな角度から考えてみたいと思う。しばしの間、おつき合いのほどを……。 ■前口上 今やプログラミングは、コンポーネントと統合開発環境の時代。生産性は向上し、学習も楽にはなった。しかし、すべては巨大なブラックボックスと化し「計算機を制御する醍醐味」はどんどん希薄になっている。 計算機の制御──これこそが、プログラミングの本質だったはずだ。とはいえ、この問題はなか