最近まで、週に何度か『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の深夜再放送をやっていたので、録画して目覚まし代わりに見ていた。 すごい傑作なのは改めて言うまでもないが、今回気づいたのはキャラの性格の幅が意外なほど狭いということだ。 特に女性キャラは9割9分まで「肝っ玉母さん」の一類型に収まる。 トリシャ・イズミ・ピナコ・ブラッドレイ夫人・グレイシアあたりは、そのまんま肝っ玉母さん。ウィンリィ・オリヴィエ・リザ・マリア・ランファンも結婚したら間違いなく肝っ玉母さんだし、メイ・チャンも成長したらそうだろう。ラストですら、人間でないということを割り引けば、その範囲に収まりそうだ。 どうやっても収まりそうにないのはシェスカぐらいだが、この作品には珍しい作者にすら途中で忘れられた感じのキャラなので、むしろ法則を証明する例外のようにも思われる。 男性キャラも9割方「仕事人間」の一類型でく