ホリエモンの「拝金」をとうとう読んだ。結論からいうと想定外の面白さだった。僕は個人的にはホリエモンは好きだが、だからといって彼が出版する本を全部読むわけではない。当たり前だが僕の時間は有限で、そこには優先順位というものが自ずと存在する。特に最近は、勝間和代ばりに多数の本を出版しており、どの本を出したのかすら追えなくなった。またホリエモンはツイッターで自分宛に送られてくるよい感想だけを積極的にリ・ツイートしており、その全てが小説「拝金」を絶賛するものばかりなので、僕はかえって不信感を募らせていた。だから僕がこの小説を読まなかったということも全くもってありえる話だった。 しかしそれではなぜ僕はこの小説を読もうと思い、実際に読むにいたったのか。それはアノ池田信夫がこの小説を「おもしろい」と書いていたからだ。勝間和代も同様に「面白かった」とどこかで書いていたが、彼女は今後のビジネス・プランや相手が
「お互い人間なんだから、話せばわかる」 という考え方がある。 一見、文句のつけようのない立派な考え方に見えるが、大きな問題がある。 なぜか? 対偶を取ってみればわかる。 「話してもわからない(≒自分に同意しない)やつは人間ではない」 と言っているのと同じである。 「話せばわかる」という信念は、自分が間違っている可能性を常に真剣に考える態度とセットでなければ危険である。 おまけ 13日の金曜日→ジェイソン。
従来の学説では人類の進化は過去一万年間に緩慢になった、あるいは停止したという考えられていたが、現在の人類の進化は人の誕生以後60万年間の平均よりも約100倍速く進んでいる、ということを分子生物学や遺伝歴史学を用いて説明している。 銃・病原菌・鉄(amazon)や10万年の世界経済史(amazon)と同系統の本だろう。 目次 概観――世の中で一般に信じられていること ネアンデルタール人の血 農耕の開始による大きな変化 農業のもたらしたもの 遺伝子の流れ 拡散 中世の進化――アシュケナージ系ユダヤ人の知能の高さはどこから来ているか? 読書メモ 社会科学では約五万年前にアフリカから各地に拡散したときに人類の進化は止まった、とされていた。 人間の進化が停止しているならば人間の体はどのような場所でも同じなはず また人間の精神はどのような場所でも同じなはず(人類の精神の斉一性) しかし実際には差異が見
小川一水さんの『天冥の標III』では、IIから再び時代が流れて24世紀の太陽系が舞台となっている。 さまざまな謎がしだいに明らかになっていくのだが、今回はそのへんのネタバレはおいておいて、宇宙戦闘について語っていきたい。 リアルさを演出に取り込んだ宇宙戦闘といえば、日本では谷甲州さんの『航空宇宙軍史』シリーズがまずあげられる。合わせて林譲治さん(『機動戦士ガンダム MS IGLOO』など)や、笹本祐一さん(『ミニスカ宇宙海賊』など)、佐藤大輔さん(『地球連邦の興亡』など)らの作品も、おすすめしたい。 リアルっぽい宇宙戦闘の最大の特徴であり、困難な点は、相対距離と相対速度、そして、その結果から導かれる戦闘の流れである。 宇宙空間では互いの距離が数千キロメートルとか、数万キロメートルという、地上ではまず考えられない距離になるため、どうやってまず、戦闘距離まで近づくかが問題になる。 続いて
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