迷言の「愚か者」が、選挙戦最終盤で自らに突き刺さった格好だ。 27日投開票の衆院選で東京7区から出馬している丸川珠代元五輪相(53)の選挙違反が、日刊ゲンダイの取材で分かった。 丸川陣営は25日夜、JR田町駅で街頭演説を実施。公職選挙法は、夜8時以降、街頭演説に伴うビラ配りを禁じているが、丸川陣営は8時を過ぎてもビラの配布を継続。日刊ゲンダイはその現場を写真で撮影した。 記者が同日夜、他陣営の街頭演説の取材を終えて駅周辺を歩いていると、駅出入口付近で丸川陣営を発見。赤いジャンパーを着た約10人の陣営スタッフが丸い「うちわ」状のビラを配っていた。丸川本人はマイクのスイッチを切っていたが、道行く人に「よろしくお願いします」と声をかけ、写真撮影などに対応。付近には、選挙管理委員会が交付する候補者名が記された「標旗」が掲げられ、スタッフは「腕章」をつけていたが、これは完全にアウトだ。 東京都選挙管