神はわがやぐら 『讃美歌』1903年 霊の戦い(れいのたたかい、英語:Spiritual warfare)は、キリスト教において堕落した悪霊、堕天使たちと、キリストに従う者との霊的戦いのこと。 本項ではプロテスタントの福音派と聖霊派の理解を中心に記述する。ただし、エキュメニカル派では人格的な悪魔、悪霊の存在を否定することがある[1]。 聖書[編集] 霊の戦いの根拠とされるキリスト教の新約聖書書簡の一つがエペソ教会への手紙である。聖書信仰の教会は、この書簡を書いたのは使徒パウロと認めている。この書簡の中でパウロは、イザヤ59章17節にならい、ローマ軍の武器にたとえて、霊の戦いについて教えている[2][3]。 ローザンヌ誓約[編集] 福音派のローザンヌ誓約では、霊の戦い、霊的闘争について誓約されている。ジョン・ストットは教会に敵対する人間の背後には「もろもろの悪霊」(エペソ6:12)が潜んでい