公文書館で資料調査を行う深堀さん(左)と奥野さん(右)(9月30日、米メリーランド州カレッジパークで)=遠藤信葉撮影 【ワシントン=遠藤信葉】米政府予算案が議会を通らず、政府機能の一部が停止したあおりを受け、米国立公文書館で被爆資料の収集を予定していた長崎市の調査が、同館の閉館に伴い、1日で中断した。 同館に保管された被爆資料の本格的な調査は約40年ぶり。9月28日に現地入りし、同館新館(メリーランド州カレッジパーク)で10月10日まで、米軍が収集した写真を調べ、複写する予定だった。30年以上写真を収集、調査している被爆者の深堀好敏さん(84)と、長崎原爆資料館の奥野正太郎学芸員(27)が参加。9月30日には、数百枚の写真や裏書きを確認し、100枚程度を複写した。 しかし、1日に閉館したため、予定を変更。メリーランド大図書館に保管されている連合国軍総司令部(GHQ)民間検閲局によって集めら