タグ

ブックマーク / juangotoh.hatenablog.com (15)

  • 玉音放送のあとの解説放送はドラマで再現されないのだろうか - 仮想と現実

    昭和20年8月15日正午の玉音放送、終戦を象徴するものとして数々のドラマでも流されてきたが、録音された昭和天皇の詔勅部分だけを流し、登場人物が終戦をしるという形になっている。ただ、あの終戦の詔勅というものは、当時の国民の殆どが聞いたことのなかった天皇陛下の肉声であり、また、独特の文語調の朗読であるため、あれだけを聞かされたとしたら、正直一発で理解できない人が多かったと思うのだが、大概のドラマではラジオの前で主人公が「戦争が終わった」と即座に理解するものだ。 実際の放送は、正午に天皇陛下の録音を流した後、NHKのアナウンサーがあらためて詔勅を朗読、続いて鈴木貫太郎首相の内閣告諭、終戦決定の御前会議の内容報道、ポツダム宣言受け入れの説明、これまでソ連を通じて和平工作を行っていた事実といったかなり突っ込んだ内容が放送されたらしい。その後、映画「日のいちばん長い日」で描かれたような8月9日から1

    玉音放送のあとの解説放送はドラマで再現されないのだろうか - 仮想と現実
  • スターウォーズ、ダースモールが意外に人気で実はかなり活躍してる。 - 仮想と現実

    ダース・モール。スターウォーズエピソード1、ファントム・メナスで登場し、ジェダイマスター、クワイガンジンを殺害するも、ぶちきれたオビワンに胴体真っ二つにされた噛ませ犬とみんな思ってたろう。ファントム・メナスでの彼は、ダースベイダー的ポジションなのに、異様に無口でキャラがあまり立ってない気がした。そして1エピソードで胴体寸断の上穴に落とされ、誰もが死んだものと思った、エピソード2,3でも再登場がなかったのであっさり死んだものだと思われていた。 ところが、クローン・ウォーズで彼は生き延びていたことが明かされる。銀河中のゴミを廃棄する惑星に捨てられ、そこで廃棄ドロイドの足を無茶苦茶に体にとりつけ、ムカデかクモのような姿で地の底を這い回る生活を送っていたのだ。ほとんど気も狂って獣のような生活をしていたところを弟のサヴァージ・オプレスに救われる。そして故郷ダソミアの魔女、マザータルジンの魔術で正気を

    スターウォーズ、ダースモールが意外に人気で実はかなり活躍してる。 - 仮想と現実
  • 昔の日本ではVisa/Masterカードは殆どなくて、JCB一強、バブル時代は丸井とセゾンカードだった - 仮想と現実

    クレジットカード。現金が手元になくてもお気軽に買い物ができる便利なプラスチックのカード。あれ、店舗に販売額を一括で振り込み、購入者からあとで取り立てる金貸しなわけなのだけど、昔はそんなに便利に使えるものではなかった。そもそもクレカに対応している店舗が少なかったので、そうそう利用できるものではなかったのだ。月賦で家電品などを購入する際も、いちいち販売店と契約していたものである。クレジットカードによる後払いを使用するためには、つまり販売店がクレジット会社 と契約する必要がある、しかもクレジットカードでの買い物の際はお店がクレジット会社に手数料を支払わなければならない。現金ならば丸ごと収入になるのに、カードだと店に損失が出るわけで、なかなか普及しなかったのだ。 日でこの分野のパイオニアはおそらくJCB。三和銀行と日信販によって作られたブランドだ。このクレジットカードは、1960年代から197

    昔の日本ではVisa/Masterカードは殆どなくて、JCB一強、バブル時代は丸井とセゾンカードだった - 仮想と現実
  • 古よりのMacintosh批判への答え - 仮想と現実

    north.thco.mp この記事、気持ちとしてはなるほどなあとは思うのだ。Macは伝統的に「オシャレ」で「カッコよく」「コンピューターの理想」で「使わないやつは馬鹿」みたいな傲慢さを醸し出していた。ついでに高価なので使う人を単純に値段で選別していた。しかし、実際のところ、そんなにMacユーザーがDOSやWindowsのユーザーをいちいち小馬鹿にしたりしてはいなかったし、CMでもMac以外をdisることはなかった。いやラーメンズのCMとかあったじゃんと思うでしょ。あれもうすっかりMacの優位性失われた後のもので、むしろMacユーザー側が「うわ、かっこ悪いからやめてほしいなあ」と思ったものだ。少なくとも日テレビMacのCMなんて、キャノン販売が代理店やってた時代の、観音の絵のやつとか、なにひとつ優位性を語るどころか、意味すらわからないぼんやりファッショナブルなものがごく少数あっただけ

    古よりのMacintosh批判への答え - 仮想と現実
  • MSXが終わらないIF物小説を誰か書かないか - 仮想と現実

    1990年に発表されたMSXturboRはひどく挑戦的で、しかしダメなマシンだった。CPUが衝撃的にすごくなったのに、VDPがMSX2+のまま。おかげで高速CPUにもウェイトが入りまくる有様。というかすでに90年という時期にはIBMPC互換機を除く独自アーキテクチャのパソコンは死滅に向かいつつあった。Macintoshでさえ、衰退しつつあり、21世紀を迎えて生き残れたのはスティーブ・ジョブズの復帰という奇跡がなければありえなかったかもしれない。 なので現実的問題としては、あの時点でなにをどうしようと時代遅れの8ビット規格を継承したMSXが生き残るすべはなかったろう。 とはいえ、MSXが好きだった人間としては、「あのときああだったら、こうだったら」という想像はついついしてしまうものである。せめて誰かフィクションでいいからMSX大勝利のお話を作ってくれないか。バブル時代を代表するホイチョイプロ

    MSXが終わらないIF物小説を誰か書かないか - 仮想と現実
  • 次世代MSXについて現在明かされていること - 仮想と現実

    前回書いた次世代MSXだが、西和彦氏が言ってるだけではないかと思うかもしれない。しかしD4エンタープライズ代表取締役の鈴木直人氏がインタビューに答えている。 igcc.jp 鈴木 実は今「1 chip MSX」の次の構想があり、D4と西さんとで設計をしている最中です。2019年内には、具体的な次のMSXハードを提案できると思います。 ――ビッグニュースですね! 復刻してくださいという声は多かったと思うんですが、それが叶うということですね。 鈴木 形自体はまったく別ですし、アーキテクチャもちょっと違うんですけども、かなり「えっ!?」と言わせるハードウェアを提案できるかと思います。プロジェクトEGGも初動から連動するような仕様で今、動いています。 https://igcc.jp/d4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E

    次世代MSXについて現在明かされていること - 仮想と現実
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2019/11/13
    レゲーハードエミュ機人気の波に乗ってRasPiベースでTurboR互換のエミュ機(ゲームも数十本付けて)でも出てくれないかなと思っていたが、そういう方向性できたか
  • R800というCPU - 仮想と現実

    MSX turbo Rに採用されたR800というCPUは、Z80互換で10倍速と言われた、当時のMSXユーザーにとっては夢のようなCPUであった。考えてほしい、今使っているあなたのパソコン、10倍速くなりますと言われてワクワクしないユーザーがいるだろうか。実際は画面描画用のVDPが前世代のままで、画面表示にウェイトがかかりまくったので、TurboRであらゆるソフトが10倍速く動いたわけではなかったのだけど。 もともと、Z80というCPUは、8ビット時代においてやたら高機能なCPUだった。BCDによる十進数計算をサポートし、大量のメモリ領域を1命令で転送するブロック転送なんてのも機械語に入ってたくらいである。そんな複雑で高機能なCPUなので、クロックあたりの速度はそれほと高くなかった。大概の命令に4クロックくらいかかるし。Apple IIやCommodore 64が採用していた6502と比べ

    R800というCPU - 仮想と現実
  • 美味しんぼ問題と表現の自由 - 仮想と現実

    認めたくない表現であっても、それを認めないと自分の作品も自由である根拠がなくなる。なので僕は以前から漫画嫌韓流も美味しんぼも出版社や編集部に圧力をかけてやめさせるというのは反対。— 後藤寿庵 (@juangotoh) 2014, 5月 1 このツイートを書いた理由は、美味しんぼの鼻血表現が問題になっていたこと、また、TLに流れてきたツイートに「普段表現の自由を言ってる漫画家とかはどう反応するのか」みたいな意見があったために僕自身の考えを表明しておくべきと思ったということなのだけど、実際僕にとってこれはとても難しい問題なのだ。 僕は差別や非科学的な言論は嫌いである。それらは罪のない誰かを傷つけ、場合によっては命を奪う危険性すらあるのだから。この気持と表現の自由を両立させるならば、「批判されるべき言論は正しく批判され、社会の多くがそういう言論に惑わされなければいい」となる。表現は自由だが、批判

    美味しんぼ問題と表現の自由 - 仮想と現実
  • 海苔を消化できるのは日本人だけというけどあまり意味はない - 仮想と現実

    しばらく前に、フランスの研究所が出した論文で、海藻を消化する細菌が日人の腸内にだけ存在しており、これによって日人は海藻を消化吸収できるというような話があった。ネット上ではそれなりに話題になったと記憶しているが、そもそも海藻を消化できないという事自体ピンとこないだろう。だってべ物は普通消化吸収されるものじゃん。 実際の所、なぜ海藻が消化できないかというと、細胞壁のためだ。植物の細胞は一般に細胞壁という丈夫な壁で覆われている。細胞壁は多糖類であるので、分解できれば動物のエネルギーである単糖になるが、ほとんどの哺乳類はこれを消化する酵素を持たない。細胞を覆う細胞壁が破壊できないと、細胞内部の栄養分も吸収できない。とするとそもそも植物はべても無駄ということにならないか?? 実際は、べる時に歯ですりつぶすことで、細胞壁を破砕し、栄養を吸収することが可能なので、植物は重要な栄養源になっている

    海苔を消化できるのは日本人だけというけどあまり意味はない - 仮想と現実
  • 太田純さんの日本語Rogueオリジナル版をやりたい - 仮想と現実

    Rogueというゲームを知ってるだろうか。1980年にBSD UNIX上で開発された最初期のコンピューターロールプレイングゲームである。cursesというテキスト画面制御ライブラリを使い、主人公の移動がHJKLキーで左、下、上、右、viテキストエディタと同じである。なのでこれはviの練習用とか言われてた。どうももっと単純な話で、当時のコンピューターを操作する端末にはカーソルキーがなく、HJKLのキーに上下左右の矢印がプリントされてたので、エディタのカーソル移動もRogueの上下左右移動もHJKLを使ったらしいのだが……… このゲームはダンジョン探索RPGであり、ゲームを始めるたびに乱数でダンジョンを生成していた。のちの「不思議なダンジョン」シリーズはRogueをゲーム機用にリファインしたものだ。 で、Rogueのオリジナル版はBSD UNIXと一緒に配布された。そのせいで初期に普及したBS

    太田純さんの日本語Rogueオリジナル版をやりたい - 仮想と現実
  • メモ:「小説家になろう」で面白かった作品 - 仮想と現実

    小説家になろう」に投稿されている小説を、ランキングなどを頼りに読んでみて、個人的に気に入った作品を備忘録的に並べておく 現在の段階で完結作品(編完結後外伝等が続いている作品も含む) ncode.syosetu.com 冒険者ギルドとかある系のファンタジー作品だけど、「レベル」「経験値」といったゲーム用語は避けていて、かつ「レベルアップ」にあたる「成長」に面白い味付けをしている。クライマックスの盛り上げは「待ってました」と言いたくなるいい出来。 ncode.syosetu.com 異世界転移物。女性主人公のコメディ。とにかく主人公のキャラが立ってて楽しい。 ncode.syosetu.com 異世界転移物。すごい長編。書籍化作品。長いのにしっかり組み立てられてて読み応えがある。 ncode.syosetu.com 異世界転生物。内政チート。ケモミミラブ。書籍化作品。最後はもうちょっと余韻

    メモ:「小説家になろう」で面白かった作品 - 仮想と現実
  • ファンタジー作品における冒険者ギルドとは一体なんだろう - 仮想と現実

    前回の記事で「小説家になろう」で面白かった作品を並べてみたが、その多くが魔物とかがいて魔法とかがあるファンタジー小説で、転生や転移した主人公が活躍する舞台として「冒険者ギルド」というものが設定されている。こういう作品における「冒険者ギルド」とはなんだろうか。 日から転移してきた主人公はもともと舞台となる世界の住民ではなく、身分を証明するものがなにもない。 多くの場合主人公が向かう町は城塞都市であり、町の門で身分証明が必要になる。ただし、もともと中世風な世界なので身分を証明する手立てがない現地人も多く、そういう場合の手続きは用意されている。 城門で一時的な滞在許可を出し、一定日数を超える滞在ならまた手続きが必要になる。冒険者ギルドに冒険者登録するならば、ギルドカードが発行され、それが恒久的な身分証明になる。 ギルドカードには冒険者の名前やレベル、作品によっては討伐した魔物の情報なども記録さ

    ファンタジー作品における冒険者ギルドとは一体なんだろう - 仮想と現実
  • 「小説家になろう」で見かける転移物と転生物 - 仮想と現実

    yomou.syosetu.com 「小説家になろう」投稿作品で人気のジャンルがファンタジー世界への異世界転移、転生物だ。まあこういうジャンルの物語というのは昔から存在していて、人気もあるので特に不思議ではないのだけど、読者がすぐに作者になれるWeb小説サイトの特性なのだろうか、設定の共有具合がすごいなあと思うのだ。 転生物と転移物 ファンタジー世界での活躍自体はあまり違わないのだが「転移」と「転生」という異世界への行き方の違いがある。「転移」は主人公が勇者召喚などの魔法、または偶然開いた次元の裂け目への転落などの方法で肉体を保ったまま転移するものだ。突然異世界に召喚されるため、元の世界では行方不明となる。 異世界に勇者として召喚される作品というのは昔からあるのだが、「なろう」で特徴的と言っていいパターンが勇者召喚を異世界からの誘拐とみなす視点だ。まあ実際なんの同意もなく日の日常から魔物

    「小説家になろう」で見かける転移物と転生物 - 仮想と現実
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2015/12/18
    その時々でトレンドはあるが、ある種の共同幻想的シェアドワールドというか、都市伝説やムー等のオカルト誌の読者投稿(それこそ転生譚とか)が互いに影響しあってもう一つの世界観を形成していくような
  • 海野十三は昭和20年8月14日に終戦を知ったのかも - 仮想と現実

    海野十三という人は、戦前大人気だったSF小説家である。日SFの始祖とも言われている人だ。この人が太平洋戦争末期から書いていた日記が青空文庫にあがっている。 図書カード:海野十三敗戦日記 なんとなく小説家みたいな知識人、なかでも科学知識とかに詳しいSF作家は戦争中も反戦的だったのではないかと思いがちだが、まあこの人なんかはふつーに日の正義を疑ったりしてないし、政府や軍の不甲斐なさを嘆くことはあっても、反戦的な傾向は見られない。まあ、当時の普通の人はこうだったのだろうと思う。海野十三人は徴兵検査で不合格だったので兵士として出征した経験はないのだが、海軍従軍作家として巡洋艦に乗ることができ、大喜びしてたらしい。 「海野十三敗戦日記」は昭和19年12月7日から始まっており、当初「空襲都日記」と題されていた。東京が空襲を受けるようになって後日のために記録をとっておくことにしたと書かれている。海

    海野十三は昭和20年8月14日に終戦を知ったのかも - 仮想と現実
  • 原発維持かつ中韓ヘイト反対という人の居場所がない雰囲気 - 仮想と現実

    まあ、「雰囲気」の話ってのは曖昧で、個人が感じているという事でしか語れないのだけど。 嫌中韓の言論に反対する事と、なんだかんだ言っても現状原発は必要だと発言すること、その是非はともかくこの2つは全く独立した問題で、連動しなければいけないことではないはずなのだけど、なんだか左翼ならヘイト反対かつ反原発、右翼なら中韓ヘイトかつ原発賛成「しなければならない」みたいな雰囲気をちょっと感じてる。 というか、あるイシューで反対したら即座に敵とされてしまい、「この件はあなたに反対だがこの件は賛成だからここだけ共闘しましょう」みたいなのができない。まあ、ブロックやミュートという機能のあるネットサービスではある問題で喧嘩してしまうとそれ以後まったく話ができなくなってしまい、そういう傾向を強めてしまうのかもしれない。 大阪大学の菊地誠教授は震災以前から、いわゆる「ニセ科学」への反論を行っている。菊池教授自身は

    原発維持かつ中韓ヘイト反対という人の居場所がない雰囲気 - 仮想と現実
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2014/08/27
    政治とは敵と味方の峻別なので政治が絡むと是々非々から遠ざかって行くのはしょうがない。そして“イシューAに触れるなら必ずイシューBにも触れるべし”というような文脈の共有を強いることで党派性の強化を図る
  • 1