高校野球などでピッチャーの投げすぎによるケガへの関心が高まるなか、少年野球のケガの実態を調査する全国規模のアンケートが初めて行われ、小学生のピッチャーのほぼ半数が肩や肘の痛みを経験している現状が明らかになりました。 それによりますと、ピッチャーで肩や肘の痛みを経験した選手は49パーセントとほぼ半数でした。 またキャッチャーでも40パーセントに上り、ほかの野手の平均より14パーセントも高くなっています。 一方、肘の痛みを感じたピッチャーのうち、20パーセント以上が休まず投球を続けていて、ケガの発見の遅れや深刻化につながる可能性があると指摘しています。 さらに1週間に100球以上投げているピッチャーは、肩や肘の痛みを抱える割合が高まる傾向があり、指導者が投球数の制限を真剣に考える必要があるとしています。 野球界では大リーグ、ヤンキースの田中将大投手や高校時代の安樂智大投手のケガなどでピッチャー