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ブックマーク / equilibrista.hatenablog.com (317)

  • 時間を分散できるのか(上) - 投資の消費性について

    コツコツ投資の話だが、いったい何を分散しているのか、実際のところよくわからないのは、毎日株を買い足すのなら、それは普通に考えれば上乗せだからだ。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 昨 今 明 日 日 日 一方で例えば、こんなポートフォリオを、よく分散されていると思えるかどうかは、もちろん見通しに依存する。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 日 豊 鈴 産 田 木 それぞれの投資先に対して、簡単のために、あらゆる観点から均一の見通しを持つと仮定すれば、こんなふうに配分したくならないだろうか。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 日 豊 鈴 産 田 木 だとすれば、その対象が時間だったとしても、特に見通しにメリハリがなければ、同じ結論を導かないだろうか。 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 昨 今 明 日 日 日

    時間を分散できるのか(上) - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2023/12/14
    ドルコスト平均法について、12年前に書いた記事
  • 通貨発行益という名の現金税 - 投資の消費性について

    打ち出の小槌など存在しないという宇宙を貫く法則は、札さえ刷れば何でも買えそうだという素朴な感覚と、一見矛盾するようにも思えるのだが、どっこい世界は美しい。どこにまやかしがあるのか、なるべく簡潔に示してみたいと思う。その過程で、通貨発行益なるものは税金とよく似ていること、そして遅くとも25世紀には、そんなものは消え去っているだろうことが、同時に明らかになるはずだ。 現金の素敵と失望 すくなくとも最近まで、現金は僕らの役に立ってきた。落ち着いた褐色のカウンターを柔らかく包むハロゲンの灯が、口数は少ないが仕事の確かなマスターに支払う帰り際の財布を照らすとき、そこから覗く一万円札達は常に隣の彼女を安心させた。もちろん、あまり馴染みのない相手との契約を素早く済ませる必要があるとき、どんな凄みやハッタリよりも、こいつはよい仕事をしてきたし、また大切なひとをタクシーに押し込んで、運ちゃんにホイと握らせる

    通貨発行益という名の現金税 - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2022/02/16
    『電子マネーの法的な整備をする方々に申し上げたいのは、重力を禁止したからといって、宙に浮くことはできないということだ。要するに利息は、つかざるを得ない』
  • 「通貨発行益」と中銀BSの矛盾 - 投資の消費性について

    通貨発行益とは、貨幣の増加分である。 何をスッ呆けたこと言ってやがるんだと、ピカピカのネームの方々*1,*2,*3に向かって、こんなところからケチをつけてると、奴は狂ってるんじゃないかと皆様に心配されそうだが、そんなもの慣れてるっての。いつものことだっての。連中の理屈は大概似たようなもので、貨幣には利息を払わなくてよいのだから、(反対側に持つ)国債が生み出す利息の現在価値、つまり資産価格が丸ごと「利益」みたいなものでしょと、そういう乱暴さだ。阿呆かっての。 国債 貨幣 先生方は、なぜ貨幣が負債計上されるのか、それが当は一体いくらなのか、肌で理解されていないようだ。 僕が一日、日銀でアルバイトをしたとしよう。日銀は一万円札を一枚刷って、アルバイト代として僕に払った。オーケー、僕は納得して帰る。日銀の方は、多少なりとも仕事が進んだことに対して、払った対価は紙と印刷代だけだ。僕は帰り道に、行き

    「通貨発行益」と中銀BSの矛盾 - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2022/02/16
    『需要と供給が決める金利を、市場への介入で引き下げるためには、政府に予算を申請する必要が出てくるだろう。だって受け取る利息と支払う利息が、ほとんど同額なのだから』
  • テクノロジーが最適通貨圏を変える - 投資の消費性について

    地域によって使われる通貨が違って、何が嬉しいかといえば、異なる金利が表現できるという点に尽きる。このあたり不景気なのに高金利で苦しいとか、このあたり好景気なのに低金利でバブるとか、広域に渡って単一の通貨が用いられ金利の水準が同じときには、そういう齟齬のある地域が現れざるを得ない。お金は一瞬で移動できるが、人や物はすぐには移動できないからだ。 一方で、その交換レートが常に変動することによって、通貨を跨いだ取引は面倒になってしまう。相手のつくる物の値段を考えるとき、常に通貨の交換レートを頭の中に入れておく必要があるし、しかもそれは刻一刻と変わるので、取引には様々な面倒が常について回る。もちろん細々とした要因は他にも様々にあるわけだが、最適な通貨圏の大きさは、大雑把には、こうしたトレードオフによって決まると考えてよい。 ところがテクノロジーってのは当に凄い。いまや我々が常に携帯する電話は、簡単

    テクノロジーが最適通貨圏を変える - 投資の消費性について
  • 封筒問題とシーゲルの逆説 - 投資の消費性について

    id:ROYGB:20090805やid:kojette:20090811:1249917024で語られている「封筒問題」と、id:equilibrista:20090617でご紹介した「シーゲルの逆説」は、よく似ています。 封筒問題 いま2つの封筒があって、片方にはもう片方の倍の金額が入っている。最初にどちらかの封筒を選んで中を見たら、別の封筒に交換することで、利益を期待することができる。最初に選んだ封筒に100円が入っていた場合、もう一つの封筒には50円か200円が入っていることが推測され、どちらも等確率であると仮定すると、期待値は125円だからだ。 シーゲルの逆説 いま2つの通貨があって、片方ともう片方を交換することができる。片方の通貨を用いている投資家は、別の通貨に交換することで、利益を期待することができる。今日100円と交換した1ドルの価格は、明日には50円か200円になっている

    封筒問題とシーゲルの逆説 - 投資の消費性について
  • お金の代わりに支払い手段としてETFを使う世界を想像してみる - 投資の消費性について

    お札や硬貨の代わりに携帯電話だとか、そんな生易しい話じゃなくて、もうお金そのものが存在しないという、すこしタフな状況を考えてみたい。だからといって突然、物々交換だけが僕らの唯一の支払いの手段にはならない。お金がなくたって例えば、会社の所有権としての株式は存在できるはずだからだ。そんなとき、ETFを支払い手段として位置づけるのも悪くないかもしれない。給料はETFで支払われ、スーパーで買い物したときにはETFで支払う。そんなエクイティな世界だ。想像してみよう。 「今年のボーナスは、不況の影響で50万ETFになっちゃったよ」 「あら困るわ、20万ETFで新しいエアコン買おうって言ってたじゃない」 エレクトリックでテクノロジーな時代に生きる我々にとって、こんな世界を実現するのは容易い。給料が出たり、買い物をするその度に、あたかもデイトレーダーが売買するように、ピコっと取引すればよいだけだ。資金を調

    お金の代わりに支払い手段としてETFを使う世界を想像してみる - 投資の消費性について
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    equilibrista 2020/03/11
    『購買力を貯めておきたいけど、リスクはとりたくないという気持ちを、実現する手段がない』
  • 追加緩和雑感 - 投資の消費性について

    正直あまり筆が進まない、いやキーボードが心地よく鳴らないわけだが、これだけ中銀関連の記事を書いておきながら、昨日の日銀について触れないわけにはいかないのだろう。しかし「理解」を「目途」や「ゴール」と言い換えてみたところで、アクションによって結果が変わらなければ普通に意味がないわけで、怒られて「頑張ります」を「死ぬ気で頑張ります」に言い換えるのは、オトナなら誰でも知っていることだが、典型的な駄目シグナルだぞ。 で、何するのかと思ったら「基金」を増額して65兆円って、お前な、日銀券の残高が80兆円だってのに、これで特別枠を名乗る意味あるのかと。そもそも財政への懸念から、長期金利の上昇不安から、増税を余儀なくされつつある状況下で長期債買って、リスクプレミアムを押し潰すのが目的ですって、でも(僕はそう思ってないから)財政ファイナンスじゃありませんって、それ典型的な財政ファイナンスだろ、常識的に考え

    追加緩和雑感 - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2020/02/14
    なあ、日銀の次期総裁は、ボルカー御大にお願いしないか。
  • 最後の貸し手 - 投資の消費性について

    「ECBは財政ファイナンスに与しない」というメッセージ*1と受け取った北京ダックのような市場は、なんだか昨晩からガァガァと騒がしいが、要するにドラギは、決済を守ることが中銀の使命だと胸を張ったように自分には思われた。富はマネーから生まれてこない。 いまから100年以上も前に書かれた「ロンバード街*2」で、バジョットは「最後の貸し手」機能とその二つの原則について述べ、中央銀行が恐慌時にとるべき行動について具体的に描いた。いつの時代も、マネーを刷って(俺に)寄こせと叫ぶ連中は絶えないものだが、クリックで預金を動かすことのできなかった時代の金字塔を、すこし覗いてみよう。 第一に、これらの貸付は非常に高い金利でのみ実施すべきである。高金利の貸付は、過度に臆病になっている人々に対しては重い罰金として作用するため、貸付を必要としない人々からの融資申し込みの殺到を防ぐことができる。貸付金利は恐慌の初期の

    最後の貸し手 - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2018/12/22
    『問題は、おそらく別のところにある。21世紀だってのに、健全かどうか、よく見えないのだ』
  • 君はFRBを信用するか - 投資の消費性について

    と、そんなこと聞かれても、それ一体何の話スカと。なるのが普通だと思うのだが、こと通貨やら中央銀行の話になると、ビットコイン以降に突然貨幣論をぶち上げた酔っ払い起業家から、格的な所属と肩書きで硬派を装うニャンコ先生まで、揃いも揃って、急に信用だとか信頼だとか信認だとか言い出す。BAAKA。なあ、あんたの言う信用について、もうちょっと説明してみてくれないか。俺がツッコミ入れるからさ。ふわっとしすぎだぜ。 さて、投機屋にとって信用とはシンプルで、貸したカネが返ってくることを指す。で、タイトルに戻るわけだが、FRBに貸したカネは、うん、まず戻ってくるだろう。が、しかし以前と比べて相対的には、彼らの財務はちょっと怪しくなってきたようだと、四半期報告からブルームバーグの報道である。 FRB資産に665億ドルの含み損、トランプ氏が攻撃材料にする恐れ - Bloomberg https://www.bl

    君はFRBを信用するか - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2018/12/14
    “投機屋にとって信用とはシンプルで、貸したカネが返ってくることを指す”
  • 銀行の株価パズル - 投資の消費性について

    ちっともパズルじゃないという指摘もあろうかと思うのだが、よく考えてみると銀行の株価はよくわからない。例えば乱暴に、あるいは未来の一つの姿として、BSの左側は全部債券で、右側は短い借金と株式と思うとき、要するに債券ファンドだと捉えれば株価はざっくり純資産と近くてもよさそうだが、両者に大きな乖離がある金融機関は少なくない。もちろん我が国の銀行を見渡せば、その多くは株価は下方に沈んでおり、また諸外国を含めて見渡せば、大きく上方に株価が乖離した「割高な」金融機関も見かけることがある。 おそらく個々の融資は、さまざまな理由で、さまざまに金利が付いているのだろう。例えば誰もが手を出しにくい、しかし返済を期待できる借り手を新たに開拓できる金融機関は、リスクの対価に加えて、そうした開拓のプレミアムを金利から得ることができるだろう。また例えば極端な競争環境下にあり、また風変わりな役所の指導があって、お前は既

    銀行の株価パズル - 投資の消費性について
  • しばらく先の話 - 投資の消費性について

    それが大きなものか、あるいは継続的なものか、いずれにせよ金融市場に来たるべき調整が入った、その後の話を、ちらほら目にするように*1なってきた。中央銀行が誘導する金利は、どうしてもゼロに貼り付かざるを得ないだろうとか、リスク資産の購入のような非伝統的なプログラムが再び必要になるだろうとか、要するに、そらそうだろ的な、知ってるよ的な議論である。 もちろん当ブログでは、更にその先を見つめたいわけだが、短く終わる話だが、そうした無理な刺激策と、山師の活躍、その後に続かざるを得ないクラッシュは、結局のところ単に繰り返しで、繰り返すほどロクことにならないと皆に自覚されるまで、続かざるを得ないのだろう。他方で、中央銀行を含む政府部門の財務は、そうしたプロセスの中で、もちろん徐々に削られていくことになる。 最近では狼少年のような扱いになっている高インフレーションは、いずれ必然的に訪れざるを得ない。日に関

    しばらく先の話 - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2018/11/29
    “結局のところ単に繰り返しで、繰り返すほどロクことにならないと皆に自覚されるまで、続かざるを得ないのだろう”
  • Keeping At It - 投資の消費性について

    ボルカーの体調がよくないそうで、来月に予定されていた新刊のリリースが、来週に前倒しされるとのニュースを目にした。同時に、いくつか営業的な記事も出てきていて、もう待ちきれない。こんな熱さ、久しぶりだぜ。一部抜粋してみる。 Since then, under the chairmanship of Ben Bernanke and then under Yellen, Alan’s general principle ― to me entirely appropriate ― has been translated into a number: 2 percent. And more recently, a remarkable consensus has developed among central bankers that there’s a new “red line” for po

    Keeping At It - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2018/10/25
    “And more recently, a remarkable consensus has developed among central bankers that there’s a new “red line” for policy: A 2 percent rate of increase in some carefully designed consumer price index is acceptable, even desirable, and at the same time provides a limit.”
  • はてなダイアリー - 投資の消費性について

    ここ、はてなダイアリーのサービスが終了するようです。なのですが、正直あまり引っ越しする気が起きません。ここ最近2つの記事は、なかなかよく書けた気がしていて爽快ですが、もういくつか春まで、お付き合い下さい。 その後?ゆっくり考えるよ。ひとまずツイッターには居ります。そうそう http://beerbalance.net/ と http://chopsticks.trade/ にも、もちろん居ます。新しいサービスもつくりますよ。乞うご期待。

    はてなダイアリー - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2018/10/21
    はてなダイアリー: ここ、はてなダイアリーのサービスが終了するようです。なのですが、正直あまり引っ越しする気が起きません。ここ最近2つの記事は、なかなかよく書けた気がしていて爽快ですが、もういくつか春まで
  • 25世紀のネバーランド - 投資の消費性について

    それよりもずっと後の話、25世紀のネバーランドには、銀行が無数に存在した。貸す金利は、低い方が好まれるので、皆なるべく低くしようとした。預かる金利は、高い方が好まれるので、皆なるべく高くしようとした。 預金を安心して使えるように、A)その銀行が潰れる、B)潰れない、という保険をセットにすることが義務だった。リスクを好む者は、そうした取引の反対側に回った。保険のない預金は、つまりリスクのある投資商品だった。 銀行を介さない、個々の貸借も増えた。「今度払います」という約束を記録したり、あるいは譲渡することは、技術的には容易だった。その内容も、例えばコメでもビールでも、多様なものを扱うことができた。もちろん保険を付けることもできた。 金利は、誰も自由には決められなかった。低く貸すことはできたが、そのとき資金の調達は困難だった。高く預かることはできたが、そのとき資金の運用は困難だった。つまり続かな

    25世紀のネバーランド - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2018/10/19
    『金利は、誰も自由には決められなかった』
  • ネバーランドの金融危機 - 投資の消費性について

    ネバーランドには、銀行はひとつしかない。そのネバー銀行に皆が預金し、給料は振り込まれ、また商売をする者は、ここからカネを借りる。それらの金利はといえば、預金者と借り手の両方を見て、バランスを探りつつ決めるのが、ならわしだった。 あるときネバー銀行は、急に積極化した。具体的に言えば、貸す金利も預かる金利も、それまでよりも低くした。借りたい者は喜んで借り、商売や投資は増えた。預金する者は嬉しくなかったが、他に選択肢はなかった。仕方なく、すこしだけ貯金よりも、使ってしまうカネの方を増やした。経済は、うまく回り出したように見えた。 借りる金利は低いのだから、大して儲からない商売も行われた。預ける金利は低いのだから、大して欲しくないものも買った。つまりカネは動いたが、幸せは大して増えなかった。一方でネバー銀行の規模は、どんどん大きくなった。借りる者が増えたからだ。借りたカネを突っ込む先は、真面目に商

    ネバーランドの金融危機 - 投資の消費性について
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    equilibrista 2018/10/17
    “つまり富は夢だった”
  • 投資信託の販売会社における比較可能な共通KPI - 投資の消費性について

    金融庁による投信の販売会社を比較するための共通KPIなる指標の話だが、数字が出てきて新聞を賑わせている*1ようなので、今更ながらツッコミを入れてみる。 投資信託の販売会社における比較可能な共通KPIについて https://www.fsa.go.jp/news/30/sonota/20180629-3/20180629-3.html 指標は3つ、大きく分けると2つで、 運用損益別顧客比率 預かり残高上位20銘柄のコスト・実現リスク・実現リターン だそうだ。あー。なんというか、ガッカリしてしまう。 そもそも顧客の損益なんてものは、いつ、どんな商品に投資したかで大半が決まるわけだが、例えば9月に開始して日株投信のみ売った仮想的な販売会社を想起いただければ―もちろん非常によい成績を残すわけだが―その阿呆くささを即座に感じていただけると思う。それ、よい販売会社と単純に言えますか。 改めて指摘する

    投資信託の販売会社における比較可能な共通KPI - 投資の消費性について
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    equilibrista 2018/10/05
    モメンタムの源泉のひとつ
  • ビットコインの死に方 - 投資の消費性について

    もしかすると以前に報道等で耳にされたことがあるかもしれません。謎の人物サトシナカモトによって開発されたビットコインという暗号通貨は、政府による干渉を受けない非中央集権型であり、しかしながら2018年に各国当局の圧力によって事実上潰されました。ところが計画は、地下に潜らざるを得ない形で今も生きており、実は極秘裏に支援者を探しているのです。そこで今回のご相談があります。 とか あるアフリカの独裁者とその夫人が、密かに日に持ち込んでいた秘蔵資金が、実は現在ビットコインの形で管理されています。その運用を任せられる人物を、いま彼らは探しています。先日私の隣に座っていた老婦人が、その夫人だったのです。あなたになら運用を任せてもよいと彼女は言っていますが、彼らにとってもリスクのある案件ですから、それなりの額の保証金が必要になってきます。 とか 日海で撃沈された帝政ロシアの軍艦が引き揚げられ、(ロシア

    ビットコインの死に方 - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2018/10/03
    万一誰かに相談されたら「ビットコインの死に方」で検索しろと伝えて
  • スルガ銀行「第三者委員会調査報告書」雑感 - 投資の消費性について

    この長い長い報告書を、さまざまな方面に思いを馳せながら飛ばし飛ばし読んだわけだが、その終盤に差し掛かったとき、そもそもコレ何だっけと、わからなくなってしまった。キーボードのHomeボタンを押して、文書の先頭に戻って、委員会設置の目的を読んでみると、こう書いてある。 スルガ銀行は、2018年1月に株式会社スマートデイズ(以下、「スマートデイズ」または「スマートライフ」という。)がシェアハウスオーナーに対する賃料支払を中止したことに端を発するシェアハウス関連融資の問題の発生を受け、外部の弁護士で構成される「危機管理委員会」を設置して、事実関係の調査を実施し、同年5月15日、その概要を公表した。 同行は、事態の重要性に鑑み、ステークホルダーに対する説明責任を果たすことが不可欠であると判断し、同日、同行から完全に独立した中立・公正な専門家のみで構成される「第三者委員会」を設置して、事案の徹底調査と

    スルガ銀行「第三者委員会調査報告書」雑感 - 投資の消費性について
  • 投資の始まり方 - 投資の消費性について

    「普通の投資」を始めよう - Chikirinの日記 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20180810 【保存版】まったくの投資初心者に勧める手堅い「投資の始め方」 - Market Hack http://markethack.net/archives/52085212.html ちげーよ。全然ちげーよ。人気のある方々が、なぜか次々に始め方とか書かれているようなので、追随してみようと思ったのだが、つーか根的に違うんだよ。あのね、こんなもん読んで、よしブックマークしとこう、よさそうな情報だし、とか言ってるあなた。あのね、始めなくていいです。投資なんて生活に要らないよ別に。こんなもんね、せいぜい積み立てた数十万円とか数百万円が、せいぜい一割とか二割とか前後するだけなの。人生の大勢にあまり影響ないの。 一方で、何か興味を持った方。楽しそうと思った方。きっと、これ

    投資の始まり方 - 投資の消費性について
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    equilibrista 2018/08/13
    『ちなみに人生の大勢に影響あるのは、ローン組んで家を買うことです』
  • 資本コストなんて存在しない - 投資の消費性について

    WACCなる概念を、ずっと理解できずにいた。その何十年も前に発見された、モジリアニとミラーの帰結に反するように思われたからだ。以前にも似たようなことを書いた*1が、資金調達の手段を変えたところで、その弾を突っ込んでいるビジネスのリスクが変わらなければ、我々はちょうどその分だけ、株式に要求するプレミアムを修正するだけのはずだ。ところが今週末の勉強会で、「資コスト」が採り上げられることになった。もうすこし掘り下げて考えてみようと、秋空の下で自転車を漕ぎつつ悪戦苦闘していたところ、どうもAPTのミクロ的基礎みたいになってきた。要するに、株式はリスクのポートフォリオで、CAPMのベータは、その線型和として決まるように思われた。簡潔にまとめてみたい。 貸借対照表は、一般に下記のように表現されるが、例えば工場をつくろうとするとき、株主のお金と借金とを、合わせて工面することをイメージしてもよいかもしれ

    資本コストなんて存在しない - 投資の消費性について
    equilibrista
    equilibrista 2018/07/10
    “WACCなる概念を、ずっと理解できずにいた。その何十年も前に発見された、モジリアニとミラーの帰結に反するように思われたからだ”