95歳と15歳、年の差が80歳という史上最大の年齢差となるプロ棋士どうしの囲碁の対局が行われ、15歳の現役最年少棋士が勝ちました。 10日、東京で行われた囲碁の「王座戦」の予選で実現しました。80年近くのプロ棋士人生で1500局以上の対局を行い、去年も年間8勝を挙げた史上最年長の杉内九段に対し、大西初段は、平成12年生まれの去年プロ入りした注目の最年少棋士です。 対局前、杉内九段は「君は何歳?」などと気さくに声を掛け、逆に大西初段は少し緊張ぎみでしたが、いざ対局が始まると、年齢差を感じさせず、先番の大西初段が大先輩を押さえて149手までで中押し勝ちしました。 史上最大の年齢差の対局でしたが、杉内九段は、「年齢のことは考えずに打ちました。1勝するのも大変になってきましたが、まだまだ進歩したいと思っています」と話しました。 一方、大西初段は、「大先輩と対局ができる囲碁は不思議なゲームだなと思い