スキー産業復活のカギの1つとなるのが通年化です。 しかし、冬の競技は他競技と比べて通年化が難しく、実現できるかどうかは将来的な課題でもあります。日本では冬以外、雪が降ることはありません。ということは、競技者たちは、必然的にそれ以外の季節にはトレーニングの場を海外へ求めることになっています。 既存のインドア施設の規模を考えると、競技者にとって画期的な強化になるとは言えませんが、その役割は決して小さいとは言い難いものです。 私がなぜインドアスキー場が重要だと考えているのか。 現在日本にはインドアでスキー、スノーボードを楽しめる施設はいくつか存在しますが、いずれも規模の小さいものです。 インドア施設といえば、1993年から2002年まで千葉県船橋市で営業していたザウスを思い出される方も多いと思います。長さ500m、幅100mのゲレンデでしたが、仮に3000人が同じ時間帯に入館すると、人が密集しす