米ダラス連銀のカプラン総裁は16日、物価上昇が1回限りのものなのか、あるいは持続的なものかどうかについて「まだ判断がつかない」と述べた。 カプラン総裁はビットコインに関連するオンライン形式の会合で講演し、物価について景気循環的な力が非常に力強く働く見通しだが、技術で可能になるディスラプション(破壊的イノベーション)や人口の高齢化という構造的な力も強調したいと発言した。 「こうした力はどちらかといえば加速の方向で、消え去ることはなく、価格決定力の制約となる。従って、私は極めて慎重に状況を観察しており、こうした対抗する力がどう展開するかを見極める」と話した。 原題: Fed’s Kaplan: Watching Cyclical Price Forces Very Carefully(抜粋)