京都大学が保管していた3000年前の縄文時代の人の骨にサメにかまれたあとが残されていることが、大学などの研究グループの調査で明らかになりました。 グループは、サメに襲われたあとがある人の骨としては、これまでで最も古いものだとしています。 サメにかまれたあとが見つかったのは、岡山県笠岡市にある縄文時代の遺跡、津雲貝塚で、およそ100年前に発掘され、京都大学が保管してきた人の骨です。 骨は、およそ3000年前の縄文時代の中年の男性のものとみられ、右足や左手など以外は残されていて、全身のおよそ800か所に傷があることが確認されました。 イギリスの大学院生が、これらの傷に着目し、京都大学などの研究グループが詳しく調べたところ、傷はひっかいたように平行に残されていたうえ、いずれもV字型の溝のようになるなど、サメがかんだあとと特徴が一致したということです。 サメに襲われたあとがある人の骨としては、プエ