持続的な円売りは終息したもようで、前向きなコメントが芽生え始めている。 ゴールドマン・サックス・グループは10日のリポートで、円を理想的なリセッション(景気後退)ヘッジ通貨だとし、「かなりの価値」があると指摘した。スコシアバンクのアナリストも同日のリポートで、円の緩やかな反発を予想した。 日本銀行のハト派政策で日本国債の利回りが抑えられる中、円は今年に入って急激に下落してきた。商品輸入国であることも響き、ドルに対しては12%下落した。 しかしゴールドマンのストラテジスト、カレン・フィッシュマン氏は、円はドルに対して20-25%過小評価されており、世界的なリセッションリスクが高まっている中で最も低コストのヘッジになると指摘。さらに、ドル・円相場は当局の介入の可能性を高める水準にまで上昇したとも指摘した。 フィッシュマン氏は「短期的には、非常に不安定な世界市場の中で、円は米国債利回りと商品価格
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