日本の伝統芸能である 能を大成した 世阿弥(ぜあみ) によって書かれた 「風姿花伝」には、 物の見方・考え方を 広げるヒントが たくさん隠されています。 有名な言葉に、 「初心忘るべからず」という 言葉がありますが、 この言葉も 「風姿花伝」に書かれています。 今日は 本の中でに書かれている 「離見の見 (りけんのけん)」 について紹介します。 能を演じる時に、 世阿弥は次の3つの視点を 提唱しています。 ①我見 自分が主体となる視点 ②離見 相手から自分を見る視点 ③離見の見 もっと引いて 全体から見る視点 出るタイミングや 引くタイミング。 自分がやるべきことや 相手にお願いすべきこと。 全ては、 自分のタイミングで動くのではなく、 全体の流れの中で決まってくる ということを意味しています。 学校で授業をしていると、 この 「離見の見」の見方が とても大切だと感じます。 教師が 話しす