元祖キャリアウーマンとして大手企業の最前線で活躍、独身貴族として悠々自適の老後を謳歌していると思っていた叔母がまさかの孤独死。発見も遅れ、預金もほぼなく、遺されたのは段ボールひと箱という現実に、彼女に憧れていた35歳のOL⼭⼝鳴海は衝撃を受ける。独身は不幸なのかと婚活を始めるも、同僚から安易と指摘され、終活へと⼤きく軌道修正する。伯⺟と同じ轍は踏みたくないと、⼈⽣の最終勝者を⽬指し、懸命なフィールドワークのなかで、「よりよく死ぬにはよりよく⽣きる」ことを見出していく。将来への不安と死への恐怖、誰もが持ちながらふだんあまり考えないようにしている問題に正面から切り込み、実用性の高い情報を笑いとともに提供する社会派ギャグマンガ。結婚、老後、孤独死、現在問題視されるテーマに切れ味鋭く迫り、同時に世の中の「評価」や「常識」についても問いを投げかける。迎えつつある超⾼齢化社会を照射する一作。 「死」と