物語への興味が「個人の内面」から「世界の秘密」へ移っている? 前の記事(https://somethingorange.biz/archives/480)でも引用しましたが、ジャーナリストの佐々木俊尚さんが、いまの時代のエンターテインメントは「個人の内面」を描くことから「世界の秘密」を暴くところに力点が変わってきている、という意味の記事を書いています。 1975年生まれのイギリスの女性作家、ゼイディー・スミスが語ったという言葉があります。 「誰かがなにかについてどう感じたのかというようなことを伝えるのは、もはや書き手の仕事ではなくなった。いまの書き手の仕事は、世界がどう動いているのかを伝えることだ」(『Present Shock』Douglas Rushkoff、2013より。未邦訳) 「誰かがなにかについてどう感じたのかというようなことを伝えるのは、もはや書き手の仕事ではなくなった。いま