日本共産党が十一日、発表した「学費が払えず高校卒業、入学できない若者を一人も出さない 日本共産党の緊急提案」の全文は次の通りです。 高校の卒業、入学の季節を迎えました。ところが今、「派遣切り」などの雇用破壊や国内外の未曽有の経済危機のなかで、「学費が払えなくなった」「通学費がないので退学した」などの深刻な事態がひろがっています。全国調査によれば、私立高校の授業料滞納者数は前年の3倍、2万4490人にのぼります。多数の若者が学費が払えず高校を卒業できない、中退させられることになりかねません。また、学費が準備できず高校進学をあきらめる若者がふえることも心配です。 今日、高校卒業は多くの職業につくための必要条件となり、進学率は97%を超えています。経済的な理由による高校教育からの排除は、若者一人ひとりへの大きなダメージであり、同時に社会の健全な発展を掘り崩すものです。 憲法は国民に「ひとしく教育