ちなみに、森永製菓の創始者、森永太一郎氏は明治時代アメリカに渡り、その後帰国し成功したごく少数の日本人である。 婦人運動家・社会思想家だった山田わかの生涯を描いた『あめゆきさんの歌―山田わかの数奇なる生涯』 (山崎朋子・文春文庫)には、アメリカ時代の太一郎の熱心なキリスト教徒ぶりも紹介されている。 「桜を見る会」に関する論考として「論座」にも書いたが、太一郎氏が作った西洋菓子は普通の菓子ではない。この「森永エンゼルの歌」に象徴されるように「布教」の一貫としてメッセージを伝える役割を担っていたとも言えるだろう。 奉仕と施しの実践は、聖心で学んだ昭恵夫人の中にも染み付いていることであろうが、当然ながらアメリカの公園で寝泊まりするほどの強烈な貧困や差別体験を持ち「施される」体験をした太一郎氏とは覚悟も実践内容も違う。 昭恵夫人のロールモデルは常にあくまで「施す側」である。「施す側」の仲間を増やし
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