菅総理大臣の記者会見に同席した「基本的対処方針分科会」の尾身茂会長は「いちばん大事なことは、いま感染の再拡大が起きる要素があるということをしっかり認識することだ。例えば、東京都では感染が高止まりになり、人流の増加も5週間ずっと続いていて、お盆や夏休みという感染を押し上げる恒例行事も近づいている。感染拡大を抑える要素としてワクチン接種があるが、一方で感染を拡大してしまう要因がかなりある」と指摘しました。 そのうえで、今後求められる対策について「ワクチンの接種率を早く上げることは、1丁目1番地の対策だ。また、クラスターが起きやすい集団の人たちに戦略的な接種と同時に検査を行うことも非常に重要だ。強い対策を国民にお願いするなかで、今までよりも、さらに強い国と自治体のリーダーシップが求められていると思う」と述べました。 「ワクチン接種進んでも対策解除はやめたほうがいい」 また「国内では、ワクチンの接