ブックマーク / note.com/shironekosora (2)

  • 5年生が「割合」で壊滅するまで、その4〜そして「割り算」しか、子どもの頭には残らなかった〜|Sora|note

    1月の下旬。5年生の「割合」の単元も終わりに近づいていた。 2クラスとも予想どおり壊滅していた。壊滅としか言いようがない。「もとにする量」「比べられる量」「割合」の3つの言葉が子どもたちをかつてないほどの混乱に陥れていた。「単位あたり量」を何とか生き抜いた子どもたちもここで脱落した。 学習をすべて終えた後の「まとめの問題」の一問目。「定員」と「参加希望人数」の表から「割合」を求める基問題を解ける子はほんの数人。先生たちは3つの「公式」を思い出すための「く・も・わの図」を黒板に貼り出して当てはめるように言うが、まったく役に立たない。何が「もとになる量」で何が「比べられる量」なのかが「わからない」のだから公式に当てはめることができないのである。 パーセントの意味も割合の意味も誰も理解していない。前に立っている先生さえも。「小数点を右に動かすんだ」という「やり方の話」しか、先生には「できない」

    5年生が「割合」で壊滅するまで、その4〜そして「割り算」しか、子どもの頭には残らなかった〜|Sora|note
    estragon
    estragon 2021/03/02
    “「割合」を理解するのに必要な、算数の基本的な言葉や概念が習得されていない上に、「もとにする量」「比べられる量」という、とてもわかりにくい言葉を使って「割合」の問題を考えるように求められ”
  • 5年生が「割合」で壊滅するまで、その1 〜2.5mのリボンを分けて残り4m?〜|Sora|note

    6月。5年生は小数の割り算の勉強をしていた。 勤務校は「問題解決学習」に力を入れており、授業の流れはだいたい決まっていた。その日の「問題」をノートに書く→自力解決をする→解き方を出し合う→どれが一番良い解き方か話し合う→その日の「まとめ」を書く、という順番だ。「まとめ」は教科書の囲みの中に書いてあるものになるように、後半の流れを先生が調整する。 クラスの人数は1組が20人、2組が18人。この日は1組の授業だった。まだ採用から4年目の若い先生だが、授業は上手。学校内で2番目くらいに上手だったし、先生自身が授業を楽しんでいるのが伝わってきた。外国籍の子どもたちを含むクラスの子どもたちは、みな仲良しだった。 この日の問題は、「2.5mのリボンを0.7mずつ分けると何人に分けられてリボンは何m残りますか」というもの。特に難しくない。 2.5mのリボンの図を描いて0.7mずつ等分し、あまりを0.4

    5年生が「割合」で壊滅するまで、その1 〜2.5mのリボンを分けて残り4m?〜|Sora|note
    estragon
    estragon 2021/01/25
    子供あるある。根気強く繰り返し教える以外の対応がわからない。ただ、ここで書かれてる、「あまりは小数点をそのままおろす」みたいな記憶を植え付けるのは、バッドノウハウと言えると思う
  • 1