アメリカで行われている中絶で、中絶薬の利用と中絶手術が半々になったことを報じたDAILYSUN New Yorkというサイトの記事に違和感をおぼえた。 「選択肢が増えるのは良いものの、中絶薬を手軽で身近なものにしてはなりません。」というコメントが憤った表情の女性のイラスト付きで載っているからだ。これって、誰の判断なんだろう? 誰が誰に対して怒っているのだろう? 中絶薬が手軽で身近なものになれば、避妊を怠るバカな女が増えるとでも言いたいのだろうか? いやむしろ、中絶薬があるからといって、避妊を怠るようになるのは男性側ではないのだろうか? いつの世にもどの文化にも望まれない妊娠は一定割合で生じている。中絶を必要とする女性たちに、より負担の多い中絶方法という選択肢しか与えられていない現状にこそ、女性たちは怒りを向けるべきではないのではないか? 情報源(New York Post)の記事を確かめた