競泳選手の筋肉にほれぼれするのですが、筋肉美や肉体美とか「身体鍛錬の象徴」として賞賛しているというよりも、筋肉そのものに魅せられているという感じです。 たとえば、生まれた直後の新生児の臍帯を切断しようとしている時に、コッヘルという鉗子(かんし)を握りしめて離してくれない新生児の手の動きを見ると、その筋肉の強さに驚かされます。 また、こちらの記事に書いたように、新生児の授乳の様子を見ていると、一旦、舌で乳首を巻き込むと20分でも30分でも離さない強さに驚きます。 「吸い方が下手」なんて安易に新生児を馬鹿にしちゃあいけないよと思う程、その舌や口全体の筋肉の巧妙な動きと強さを、なんと表現したらよいのでしょうか。 私自身にも、こんなに強靭で柔軟な筋肉が備えられ、発達しながら成長して来たのかと、なんとも不思議な気分になります。 ああ、自分の体のことさえ、何もわかっていないのだと。 そして筋肉の曲がり