ブックマーク / osamu-teduka.hatenadiary.org (12)

  • アイドルとプロレスとサブカルと天皇 - 恋愛

    結局誰しもが求められるために生きていると言っても過言ではないですよ、仕事にせよ生活にせよ。自分が好きだからこれをやってるんだって素面で言い続けられるほど強い人間っていうのはそんなに多くはなくて、だから人は子どもを生むのだし、島耕作に憧れるのだし、派遣村のニュースに対して同情するのだし、だって派遣村なんてあんなの貴族みたいなもんじゃないですか? パンがなければ派遣村に行けばいいのに、って言説は決して皮肉ではないと思うんです。人はたぶん求められるためだけに生きている。自分がどうしたいとか、当の自分はどうだとかっていうのはそのおまけみたいなものじゃないのか。 アイドルファンもプロレスファンも、たぶん同じにおいがするのは、もしくは気で気持ち悪くて友達になりたくないって人ばっかりがその場に集まるのは偶然ではなくて、観客としての視線が求められているジャンルであるが故の必然でありましょう。アイドル

    アイドルとプロレスとサブカルと天皇 - 恋愛
    eureka
    eureka 2009/03/30
  • テレビドラマ「銭ゲバ」が良い仕事をしすぎてて感激せざるを得ない - 恋愛

    毎週土曜日よる9時より日テレビ系列で放送されているドラマ「銭ゲバ」を第一回から見ていて、そのあまりの良い仕事っぷりに感激せざるを得ないためにレビューせざるを得ない。相沢は普段ほとんどテレビドラマという奴を観ないが、「銭ゲバ」はちょっとべらぼうに面白すぎる。原作であるジョージ秋山先生のマンガも無茶苦茶に面白いと思うが、ドラマも原作に負けず劣らずの大人の仕事っぷりを見せつけていて格好いいぜ! 第一話「愛をください…金のためなら何でもするズラ!!」 色々と最高だったんだが、ドラマを観る前に原作を読んで予習していた自分としては「三國造船の令嬢である緑から幼少期に拒絶された」っていう風太郎の過去のエピソードを捏造した脚に対して、頭を殴られるような衝撃を受けた。これはすごすぎる! 一体何がすごすぎるのかと言えば、原作であるジョージ秋山先生のマンガはこれはもうマンガとしてたいへん面白いんだけど、マン

    テレビドラマ「銭ゲバ」が良い仕事をしすぎてて感激せざるを得ない - 恋愛
    eureka
    eureka 2009/02/01
  • 男色のプロレスラーにキッスをされたという話 - 恋愛

    一週間と少し経った今でも、まだ胸の高鳴りを抑えることができないでいる。人生に必要なものは金でも名誉でもなく胸のドキドキなのだと人は言う。だとすればやはり8月31日後楽園ホールで起きたあの出来事はぼくにとって何者にも代え難い、当たり前だそんなことは、大好きなプロレスラーに公衆の面前でキッスをされるという出来事が一体何者に代えられるというのか? 男色ディーノと名乗るゲイのプロレスラーにぼくはキッスをされた。それは夏休み最後の日曜日の午後だった。 その日からずっと、ぼくはキッスとプロレスについて考えている。つんく先生プロデュースの女子プロレスラーユニット、キッスの世界の例を持ち出すまでもなく、キッスとプロレスの親和性は高い。むしろキッスとプロレスは同じものなのだと言ってしまったって良いだろう。キッスは一人ではできない。プロレスも同じである。そしてキッスもプロレスも、相手への信頼関係があって初めて

    男色のプロレスラーにキッスをされたという話 - 恋愛
    eureka
    eureka 2008/09/09
  • 憧れながら生きていく - 恋愛

    毎年恒例となっているメロン記念日のクリスマスコンサートへ行き、そして思う。これは確かに恋であり愛であるが、同時にまぎれもなく憧れであると。いまステージの上ではメロン記念日という女性アイドルグループが歌い踊っていて、彼女たちを見つめる自分のまなざし、それはおそらく街頭テレビで力道山を見つめる昭和の人々のまなざしと変わらないだろう。あるいは手塚治虫を見つめる満賀と才野だ。好きだけど、ただそれだけじゃない。メロン記念日っていうものに対しての憧れがある。 しかしいくら憧れたからと言って、自分がメロン記念日になれるわけではない。モロッコで性転換手術を受け、腕の良い整形外科医に顔をいじってもらい、歌とダンスのトレーニングをいくらつんだとしても、相沢は相沢の憧れるメロン記念日になることはできない。というのも、相沢が憧れるメロン記念日というのは、まさにいま相沢の目の前で歌い踊っているこのメロン記念日なのだ

    憧れながら生きていく - 恋愛
    eureka
    eureka 2007/12/26
  • マッスルハウス4 - 恋愛

    (注:この日記は07/05/04に行われた「マッスルハウス4」@後楽園ホールの興行に関する記述を含んでいます。今後サムライやDVDなどで「マッスルハウス4」を見る予定の方がいらっしゃいましたらこの日記は読まずに捨ててください) まず始めに言っておきたいのが、マッスル(プロレス)とメロン記念日(アイドル)をエンタテインメントという土壌に乗せたとき、その二つはまったくもって同じものであるということだ。違いといえば股間についているのがおちんちんかおまんまんかってことぐらいであり、しかもその違いにしたって斉藤さんなんてのはこれはもう歩くおちんちんみたいなものなのだから(良い意味で)、もはや何ひとつ違わないと言ったっていい。マッスルはメロン記念日であり、メロン記念日はマッスルである。感動を超えた感激。しょんべんだだ漏らし一歩手前の笑いと涙。そこは凡人ゆえの愚かさとダサさとかっこ悪さが丸見えの底なし沼

    マッスルハウス4 - 恋愛
    eureka
    eureka 2007/05/12
  • 恋愛 - 恋と愛2007

    2007年にもなって「あけましておめでとうギャグ」を言おうとは思わない。日記との付き合いもかれこれ6年から7年になり、相沢にとっての正月はもはや特殊な出来事ではない。来年の正月も相沢は日記を書くだろう。そして再来年も、その次も、その次も。書くかどうかは別にしたって、インターネットで日記を書ける環境はおそらく確実に存在していて、だから今年わざわざ肩肘を張る必要などないのだ。相沢と日記の関係は、もはやそうしたアグレッシヴな、浮浪者のカップルが行うセックスのような激しいものではない。 対象との未来をより強くイメージできることにより、対象との関係性はより自然なものに、不自然でない方向へと傾く。そのことによって得るものも多いだろうが、同時に失うものだってやはり多いのであって、それは恋が愛へ変わるようなものだ。恋が対象の過去ごと全て奪い去ろうとする企てならば、愛は対象との未来をともに想像する心優しい営

    恋愛 - 恋と愛2007
    eureka
    eureka 2007/02/01
  • マンガアワード2006 - 恋愛

    年末であるし、訃報も続くし、気分が落ちそうなときはマンガがあればいいのではないかと思うので、マンガアワードを自分の中で開催しましたのでその結果をお知らせします。マンガアワードとは、要は好きなマンガをみんなが言い合うという会なので、それぞれが好きなようにベスト5でも決めればいいのではないか。俺はマンガについて語りたいからマンガについて語るだけですよ! そんなわけで西暦2006年の、相沢の中でのマンガベスト5を発表したい! 第1位 福信行「最強伝説黒沢」 2000飛んでゼロ年代のマンガは黒沢に始まって黒沢に終わった、と言っていいほどの衝撃だった。アジフライ事件での衝撃、こんなニッチな話を商業誌のマンガとして成立させたっていうのは確かに福先生の<革命>だったわけだが、その後お家芸とも言える中だるみを経て、しかし福先生はまたもや最終回で黒沢を甦らせた。黒沢はあのラストシーンによって甦った。キ

    マンガアワード2006 - 恋愛
    eureka
    eureka 2006/12/21
  • 恋愛 - チャットモンチーのシャングリラが素晴らしすぎる

    まず天に謝っておくが、メロン記念日のベストをまだ入手していません。ごめんなさい。心から謝罪します。当に申し訳ございません。次からはちゃんとやります。あとあさみさんとみうなさんの件に関しては考えれば考えるほど悲しくなるのでもう考えたくありませんが、それは間違った生き方だと考えます。この件に関しましては、女の子たちはぼくたちの手の遠くにやはりいたのだという事実、それに対して私たちはどう行動すべきなのかという問題、ならびにカントリー娘。の素晴らしい楽曲に対して必要のない悲しみや切なさがまとわりついてしまったという抗いようのない現実、など思うべきことは多いのかもしれませんが、そもそも女の子に対して思うべきことって何だよ? 思うべきことが当はないのだとしたら、ぼくたちは思うことをただ思えばいいのであって、だとすればチャットモンチーのシャングリラという楽曲が素晴らしいということを言っておきたい。

    恋愛 - チャットモンチーのシャングリラが素晴らしすぎる
    eureka
    eureka 2006/12/08
  • 大きな愛でもてなして - 恋愛

    http://www.youtube.com/watch?v=4Y2KkMbM0O0 ここにはポップがあって、フリーダムがあって、だから命に必要なものが全てある。命に必要なものなんてポップとフリーダムぐらいだからだ。ラブもピースも当は余計で、ポップとフリーダムがあれば命は成立する。小さな窓の中でくるくると動く命たちだ、命としか言えないものがその窓の中で光っていて、とにかくぼくは涙を必死でこらえていた。これで感情が激さないなんてどうかしてる。 アイドルなんて好きになりたくなかったし、今になってもいつだって自分の感情を疑っているが、明らかに物の命を見せられてオーイェーオーイェーしないなんて嘘だ。人類の歴史上、たぶん一番ポップでフリーダムな命を見ている。というか見せられている。単調なリズムと単調なメロディと単調なダンスとつんく♂の陶しいボイス、混じり合う命が真っ当にリアルなものとして現れる

    大きな愛でもてなして - 恋愛
    eureka
    eureka 2006/09/23
  • 2005-11-10

    先日プロレス興行ハッスルマニアを見に行って、シビれまくった。あんな奇跡だらけの興行を見れたということが一つの奇跡だし、もはや言葉などあの瞬間の素晴らしさにはかなわない。しかしそれでも人は言葉をつむぎ続けるべきだと思うし、それならばあれをやりたい! それも大好きな女の子たちで! というわけでハロー。プロジェクトを題材にしたプロレス大河ロマンを書こうと思いまして、そのお知らせでした。飽きるまで続きます。 第一回「カーニバルの幕開け」の巻 時は2005年11月。場所は……いや、言わずにおこう。これから始まる壮大な物語にとって、どこか特定の場所はちっぽけすぎる。言わばそこは、地球であった。つんく♂という稀代のトンチキプロデューサーの号令により、多くの記者が集められていたのである。すでに会見予定時刻から15分ほどが過ぎていた。記者たちが徐々にいらだつ顔を見せはじめる中、ドアが派手な音を立てた。そこに

    2005-11-10
  • Musical baton - 恋愛

    ナフからMusical batonが回ってきた(Musical batonの説明は、ここ))。私がブロガーであればこのような試みには反応し、すぐさま解答して次にbatonを渡すだろうが、残念ながら私はブロガーではない。私はブロガーである前に一人の人間である。なのでここまで回ってきたのは大変に有り難い話であるとは思うが、ここでbatonの質問内容を変えたい。 何とすればやはり音楽というものは「語る」ものではない。音楽について「語る」という行為が生むものなどは共感や同意についてのyes/noでしかない(もしもそうでないものが生まれたとしたらそれは「音楽」に対する言説ではなくその語りにおいての「音楽」ではない何か他のものに対する言説が生んだものである)のだから、音楽を「語る」ことなど時間の無駄なのではないか。なので質問をここで変える。ここから回されるbatonは「音楽」のbatonではなく「愛」

    Musical baton - 恋愛
    eureka
    eureka 2005/06/16
    >なので質問をここで変える。ここから回されるbatonは「音楽」のbatonではなく「愛」のbatonとなる。
  • アホの遺伝子 - 恋愛

    修「探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子」 ASIN:4591085511 ありえないほどの感動。そして幸福。こんな素晴らしいを読まないで生きていられるという選択肢自体が信じられない。エキサイティング! そしてロマンチック! 素晴らしいこの世界よ! 「新しいものを作る」という熱望に浮かされた者たちが、そのために努力し、そして報われる話である。さらに現状の「ナイトスクープ」を知っている私たちから見て、それはとてもスリリングな努力だ。テロップという手法の誕生、依頼人がはじめてビデオに登場した瞬間などには、声をあげるほどの興奮がある。さらに過剰なまでにドラマチック! 「石原君? 聞いたことない名前ですが、ずっとスポーツ部ですか?」 「そうや。入社以来、スポーツ部で4年半。よろしく指導してやってくれ」 完全なる新人の登場! 「松君、企画案読んだでぇ」 「どうですか?」 「わしの勘は、よう当た

    アホの遺伝子 - 恋愛
    eureka
    eureka 2005/05/15
  • 1