用語と概念の整理 スクリーニング、つまり検診*1によって、症状が出現する前に病気を発見する事を、スクリーニング効果と呼ぶ場合があります。 将来、それが原因の症状が出たり、その病気で死亡しないにも拘らず、当該の病気であると診断する事を、過剰診断と言います。今は、症状が出る事を防ぎたいので、症状出現の前に病気を見つけたい、という場合を考えましょう。 これらはどちらも、症状が出る前にその病気であると診断する事という意味では、同じものです。ここは重要。そして違うのは、将来に症状が出るものかどうかである所。 ところで、スクリーニング効果というのは、効果がついているが故に、スクリーニングによって命が助かったとか、スクリーニングによって寿命が延びたという意味での効果とかぶってしまうので、文字通りの症状出現より早く見つけたという意味で、早期発見と表現した方が良い、と私は思います。 過剰診断と妥当診断 ここ
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