米アップルが20日発表した2011年1〜3月期決算は、売上高が前年同期比83%増の246億6700万ドル(約2兆500億円)、純利益が95%増の59億8700万ドル(約5千億円)だった。いずれも1〜3月期としては過去最高。 昨春発売したスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)4」が好調で、携帯電話の販売台数は約1860万台と前年同期の2倍超。タブレット型端末「iPad(アイパッド)」は約470万台売れた。 売上高と純利益は市場予想を上回り、20日のニューヨーク株式市場の時間外取引で同社株は急騰した。スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は「我々は絶好調だ。今年中にすべての製品分野で革新を続ける」とコメントした。 東日本大震災の影響について、電話で記者会見したアップル幹部は「4〜6月期に売上高を約2億ドル(約170億円)押し下げる見通しだ」と説明した。一方、