今年度の文化審議会著作権分科会の基本問題小委員会は,エンドユーザーの意見など斟酌しない方向で委員の人選を行ったようです。 「代表なくして課税無し」という標語に象徴されるように,ある種の集団に不利益を課す制度変更を行うに際して,その決定過程からその集団の代表を排除しようということは,民主主義社会においてはそれ自体が悪徳です。だから,私たちは,まず私たちの代表を「著作権法」というアンシャンレジームにより人民から搾り取ったお金で不労所得をむさぼる「著作権貴族」たちとほぼ同数の代表を受け入れるように要求していくところから始めていくのが筋ではないでしょうか。そういう意味では,JEITAもMIAUも,自分たちの代表を受け入れよと文化庁に要求すべきだと思います。そして,彼らがその受け入れを拒むときは,「貴族部会」が「著作権貴族」の利益にのみ腐心した議論を行うのと並行して,私たち「第三身分」で著作権法に関