内なる辺境の人々 佐川一政 美味しかったというよりも、それは美味しくなければならなかった 文/辻陽介 写真/藤森洋介 (2009年3月/佐川一政宅にて) 「カステラですか。嬉しいなぁ、僕カステラ大好きなんですよ」 二〇〇九年三月某日、私は都心から少し離れた郊外にある佐川一政氏の自宅を訪ねた。手土産にと持参したカステラを手渡すと、彼は丁重に礼を述べ、西洋風のクラシックな家具が気品良く並ぶリビングへと案内してくれた。 「最近は経済的に厳しくて…、ろくなもの食べてないんですよ」 そう言ってやや自嘲気味に笑う佐川氏からは、あの忌まわしい過去の面影は感じられない。ただ彼の口から放たれた「食べる」という言葉に、否が応でも二十八年前の事件が脳裡をかすめる。 「ご自身で料理などなされないのですか?」 何気のない質問、もちろん言外の意味など孕ませたつもりはない。それゆえ、佐川氏の思わぬ返答に、私はすっかり狼
ピクサーの「カールじいさんの空飛ぶ家」は、妻との思い出の詰まった家を再開発から守るために、1万個もの風船をくくりつけて家ごと空を飛んでゆく、という夢のあるストーリーのアニメ映画ですが、この空飛ぶ家を実際に作って飛ばした人たちがいるそうです。 16フィート(約4.8m)四方、高さ18フィート(約5.5m)の家は、3月5日の未明、ナショナルジオグラフィックのメンバーと技術者たちの手によって、ロサンゼルス東の民間飛行場から離陸。空飛ぶ家は1万フィート(約3km)以上の高度に達し、約1時間以上飛行したとのこと。 空飛ぶ家の詳細は以下から。Up-Inspired Floating House (14 photos) - My Modern Metropolis 風船を準備している様子。かなり巨大な風船で、一個あたりの大きさが人間一人分以上あるのが分かります。 完成が近づいてきました。 家の中はこんな
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