3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。 投稿者:たむ - この投稿者のレビュー一覧を見る ハートリイのように『怪奇小説傑作集』に収録されている作家。ブロック、ブラッドベリ、シェクリイ、マシスン、ボーモントと『異色作家短篇集』に収録されている作家。ミステリのハイスミス、SFのディック、クリストファー、ホラーのダーレス……。とラインナップを見てもわかる通り多種多様。「幻想と怪奇」というとホラーを連想しがちだけれど、むしろ「異色作家短篇アンソロジー」と呼んだほうがしっくり来るかもしれません。 あまりに多種多様なので作品ごとの好き嫌いがはっきり分かれるところでしょう。 ●「淋しい場所」ダーレス 筒井康隆「遊歩道」を連想した。夢や空想が具現化して現実になったのではなく、夢こそが現実であり現実にこそファンタジーが潜んでいるという子どもの視点から見た世界。 ●「ポオ蒐集家」ブロック