Image credit: CNSA 中国国家航天局(CNSA)は12月31日夕方、現在開発している新型ロケットエンジンの燃焼試験を実施した。 今回の試験は新型ロケットエンジン通算11回目の燃焼試験で、北京市郊外にある「北京航天試験技術研究所(通称:101所)」で行われた。燃焼室技術を検証するためのもので、ロケットエンジンは正常に燃焼し、試験は成功した。 中国は現在、大型ロケット「長征5号」の開発を進めており、このロケットは従来の長征ロケットと異なり、液体酸素とケロシンを推進剤とするメインエンジンとロケットブースターが用いられる。直径はおよそ5m、低軌道(LEO)への最大打ち上げ能力は約25トン、静止トランスファ軌道(GTO)への最大打ち上げ能力は約14トンにも達する。「長征5号」を使用することで、大型人工衛星、中国の宇宙ステーション、大型月探査機の打ち上げが実現できるという。 なお、「長