2020年代の翻訳小説を切り開いていきたい―― そんな力強い言葉とともに、今年の元旦、ある団体のTwitterアカウントが開設された。その言葉を裏切ることなく、当該アカウント上では次々と海外の未邦訳作品が紹介されていった。 そしてついに、今年6月には、紹介されてきた未邦訳短編をもとに自ら編訳した翻訳小説同人誌『BABELZINE』Vol.1を創刊した――その団体とは、謎の翻訳集団・バベルうお(@Babel_Uo)。 彼らは一体何者なのか。そして、彼らの精力的な活動はどのような意識に支えられているのか。 今回は初となるインタビューを通して、謎多き"バベルうお"の生態に迫った。 ○8匹のバベルうおと設立経緯について――本日はインタビューをお引き受けいただきありがとうございます。カモガワGブックスの鯨井です。何卒よろしくお願いします。 さて、バベルうおさんといえば、今年の元旦に突如としてTwit
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