会社公認の「懇親会」で杯を交わす日立ソリューションズの社員ら=東京都品川区 「仕事の後の一杯」で職場の人間関係を深める「飲みニケーション」。今や死語、と決めつけるのはまだ早い。「職場の潤滑油」として、費用を負担してまで社員に推奨する企業が増え、若手社員らに支持されているのだ。 「乾杯!」。4月中旬の午後6時すぎ、日立ソリューションズ(東京都品川区)の本社ビル内にある社員クラブの座敷で、仕事を終えた泉谷修次・本部長(53)と、部下の川野健一さん(33)ら7人が声をそろえた。 「懇親会」と呼ぶ会社公認の飲み会。業務時間中に職場の課題などを話し合う「懇談会」と同じメンバーで飲めば、1人3千円まで補助が出る。川野さんは「本部長は普段は遠い存在。こうして身近に話ができると、人柄も分かって話しかけやすくなります」。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必要です。購読申し込み