駒崎さんが新しい取り組みを始めた。「こども宅食」として、経済的に厳しい状況にある子どもたちがいる家庭に食品を届ける事業。僕はこの事業をする他ないと思っているものの、なんとなく心にひっかりがあり、なかなか自分の意見を表明できずにいた。でも、何か書いたほうが良さそうなので、とりあえず書いてみる。 僕は児相職員や行政の家庭支援課の人々、その職員らが日々関わっている大人たち(この人たちの子どもが社会的養護に入る可能性は結構高い)、行政の介入を受けていた家庭に当時いた子どもたちに会って話をしてきた。足を使って得てきた情報は結構多いほうだと思っている。 そこで感じるのは、支援する側と支援される側のすれ違いだ。 支援する側はとても善意にあふれているのだけれど、支援を受ける側には若干の後ろめたさというか罪悪感のようなものを抱いている人が一定数いるように思う。例えば「ルポ児童相談所」でも書いたけど、児相が問