中東のイエメンで内戦が続いてきた6年半の間に、死傷した子どもの数が1万人を超えたとユニセフ=国連児童基金は発表し、「国際社会が支援しなければさらに多くの子どもが死ぬだろう」と指摘して停戦の実現を訴えました。 イエメンではサウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランが支援する反政府勢力フーシ派との間で泥沼の内戦が続いています。 ユニセフ=国連児童基金は19日、内戦が本格化した2015年3月以降、戦闘に巻き込まれるなどして死亡したり、けがをしたりした子どもが合わせて1万人を超えたと発表しました。 ユニセフが確認できただけで3455人が死亡、6600人以上がけがをしたということですが、実際はさらに多いとみられています。 また内戦下で十分な食料が確保できず、およそ40万人の子どもが栄養失調に苦しんでいるということです。 イエメンの内戦は深刻な人道危機を引き起こしているにもかかわらず、国際社会の
