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ブックマーク / www.hituzi.co.jp (3)

  • 認知文法の思考法|最終回 外国語教育に別解を|町田章 | 未草

    はじめに 以前ある高校の英語教師をしていた時のこと。生徒の一人から「先生,なんで英語の勉強をせなあかんの?」と聞かれたことがあります。「将来,海外旅行に行くかもしれないし,仕事英語を使わなければならないかもしれないだろ。」と僕が答えると,その生徒は「俺は海外旅行に行くつもりはないし,親父の跡を継ぐから仕事英語を使う可能性もない。」と言い張り,僕が「お前がそのつもりでも,外国人に話しかけられたらどうするんや?」と言うと,「そんなもん,日に来ているんだから日語で話しかけるのが礼儀やろ。」と生徒に開き直られる始末。 実は,その当時の僕を含めて,日人の多くはなぜ英語を勉強しなければならないのかという問いに対して明確な答えを持っていないようです。もちろん,「これからのグローバル社会では英語が必要だから」という漠然とした答えは持っているのですが,なぜグローバル社会では英語が必要なのかと問い詰

    認知文法の思考法|最終回 外国語教育に別解を|町田章 | 未草
  • 認知文法の思考法|第11回 話すために考える|町田章 | 未草

    はじめに 多くの人々が関心を寄せてきたことばに関する話題の一つに,話す言語が異なれば,見える世界が異なるのかというものがあります。身近なところで言えば,英語話者と日語話者では同じ世界に住んでいても見えているものが異なるかもしれないという考え方です。数え方によるので正確な数字を示すことは不可能なのですが,世界には7000語ほどの言語があるとも言われています(Ethnologueの調べ)。もし当に話す言語によって世界の見え方が異なるとしたら,同じ世界を見るとしても7000通りの見方が存在することになります。もちろん,そんな単純な計算では測れないのですが,それでも,話す言語が異なれば,同じ状況に対して異なった捉え方をしている可能性が少なからずあるわけです。 もし言語が異なれば見える世界が異なるのであれば,そもそも言語間の完璧な翻訳は成り立たないのではないかという疑問がわいてきます。極論すれば

    認知文法の思考法|第11回 話すために考える|町田章 | 未草
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    facebooook 2023/05/13
    “多くの人々が関心を寄せてきたことばに関する話題の一つに,話す言語が異なれば,見える世界が異なるのかというものがあります。”
  • 〈社会システム〉として言語教育を観察していく| 第二回:学習による成長とは何か?いわゆる〈主体〉とは何か? —変容しつづける人と社会— |新井克之 | 未草

    〈社会システム〉として言語教育を観察していく| 第二回:学習による成長とは何か?いわゆる〈主体〉とは何か? —変容しつづける人と社会— |新井克之 いったい、なぜ、第二言語を学ぶのか。このあまりに素朴な疑問に、わたしたちはひとまず、こう答えてみる。仕事や進学のため、留学のため、将来や今後の生活に備えるため……しかし、考えれば考えるほど、はたしてその答えは、どうだろうか。ほんとうに、わたしたちは、純粋に仕事、進学のためだけにTOEIC等の各種試験を受け、その結果に一喜一憂しているのか。純粋に心からそうなのだろうか。 それとも、それはなにか、わたしたちの成長のあかしだろうか? 成長? では、その成長とは何か。言語教育による学習者の成長とはいったいなんだろうか。第二言語を学習とはいったいわたしたちの何が成長するのか。もちろん、ルーマンをよりどころとして、その問いについて、考えていきたい。 * 第

    〈社会システム〉として言語教育を観察していく| 第二回:学習による成長とは何か?いわゆる〈主体〉とは何か? —変容しつづける人と社会— |新井克之 | 未草
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