はじめに こんにちは植木和樹@上越妙高オフィスです。 利用しているEC2を踏み台にした外部への攻撃が行われていると、攻撃先のサーバー管理者からAWS宛に不正利用報告(Abuse)が送られる場合があります。AWSでは報告を受けて、そのサーバー(IPアドレス)の利用者宛に警告メール(Abuse Report)で通知します。 今回、とあるAbuse Reportが届いた際の攻撃手段の調査をメモしたので、主に有用だったlsofとstraceコマンドの使い方についてまとめました。 EC2マネージメントコンソールで状態を確認する まず確認するのはマネージメントコンソールです。AWSから通知のあったIPアドレス(Elastic IP)から、EC2インスタンスを特定します。 次に各種CloudWatchのメトリクスを確認します。外部への攻撃を行われるとNetwork Outが極端に高くなる傾向があります。