『列子(れっし)』は「朝三暮四(ちょうさんぼし)」や「杞憂(きゆう)」のお話が載っている道家の思想書です。道家というと、老荘思想(ろうそうしそう )とか仙人とかのイメージがありますよね。『列子』にはそのイメージに違わぬぶっ飛んだ逸話がたくさん載っています。不思議な逸話を通して道教の思想を垣間見ることができるようになっております。本日は、水に入っても溺れず火に飛び込んでも火傷ひとつしなかった人の話をご紹介いたします。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙