10月4日、岸田新内閣が誕生しました。新内閣では、成長戦略とともに富の再分配を重視する「新しい資本主義」の構築を目指すとしていますが、まだ具体的な姿は見えてきていません。今後の展開に注目したいと思います。(サステナビリティ経営研究家・遠藤 直見) ■ステークホルダー資本主義が求めるサステナビリティ経営近年グローバル社会では、行き過ぎた株主至上主義への反省から資本主義のアップデート(新しい資本主義の構築)が叫ばれています。 昨年1月に開催された世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)は、資本主義の再定義が主題となりました。株主への利益を最優先する従来のやり方は、格差の拡大や環境問題という副作用を生んだという問題意識から、株主だけでなく顧客、従業員、取引先、地域コミュニティ及び地球環境にも配慮したステークホルダー資本主義が提唱されました。 今年のダボス会議(8月にシンガポールで開催
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