7月14日、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が、自動車業界を揺るがす規制を発表した。 2035年に発売できる新車は、排出ガスゼロ車のみとする規制を提案した。文面を解釈すれば、対象となるのは電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)のみ。ガソリン車やディーゼル車だけではなく、実質的にエンジンを搭載したハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の販売も禁じることになる。自動車メーカー関係者は「予想していたシナリオの最も厳しいものとなった」と話す。 同時に、30年の二酸化炭素(CO2)排出規制も見直した。従来は走行1km当たりのCO2排出量を21年比で37.5%削減する案だったが、これを55%削減に引き上げた。走行1km当たりのCO2排出量はメーカー平均で50グラム以下が求められるため、30年時点でも50グラムを超えるHVの販売が難しくなる。 これらの規制強化は50年にE
UXライティングの勉強会を開いてみたら、思ったより楽しくプロダクトを改善することができました。改善した内容の共有と勉強会のふりかえりを兼ねて、UXライティングの重要さとコラボレーションして学ぶことの楽しさをシェアしたいと思います🥳 この記事は勉強会に参加したNulab Appsエンジニア、Typetalk PdM、Cacooエンジニア、Cacooテクニカルサポート、カスタマーサポートのみなさんとの共同執筆です🙌 UXライティング / マイクロコピーとは 書籍「UXライティングの教科書 ユーザーの心をひきつけるマイクロコピーの書き方」から引用すると以下のように書いてありました。 ユーザーインターフェースに付与するちょっとした言葉や短文のこと。これはユーザーが起こす行動に直接影響を与える。 ・行動を起こす前にモチベーションを向上させる ・行動に伴って指示させる ・行動の後にフィードバックを
佐々宮智志(8/28新作TRPG発売) @satoshi1994 「2年連続で祇園祭が中止になると技術継承ができなくなるので今年は鉾を建てる」という話を聞いたとき、最初は「え、たった2年で技術継承できなくなるん?」と思ったけど 先日、地元の町内会という身近な場所で同じ現象が発生していることを知り、認識を改めている。 2021-07-12 00:15:53 佐々宮智志(8/28新作TRPG発売) @satoshi1994 ゲーム制作集団「N.G.P.」(@N_G_PLUS)所属のTRPGデザイナー。 新紀元社様より「カローン・サンクションズ/もふもふストリーム/ディヴァインチャージャー」「神我狩リプレイ 四神凶歌譚」好評発売中です。 最近は #Resonite や #VRchat 等のVRでTRPGを遊ぶことにハマってます。 https://t.co/5v2TWiLOaK
代替現実ゲーム(ARG)やネット探偵コミュニティは、プレイヤーたちが自発的にコミュニティを形成し、その中でひとつの目的に向かって集合的に知識を生み出していく、という点において、参加型文化の一種であるコンヴァージェンス・カルチャーに含めることができるだろう。『コンヴァージェンス・カルチャー』の著者ヘンリー・ジェンキンズによれば、コンヴァージェンス・カルチャーは以下のように定義される。 私のいうコンヴァージェンスとは①多数のメディア・プラットフォームにわたってコンテンツが流通すること、②多数のメディア業界が協力すること、③ オーディエンスが自分の求めるエンターテイメント体験を求めてほとんどどこにでも渡り歩くこと、という三つの要素を含むものをいう。[1] ジェンキンスは、自身のコンヴァージェンス・カルチャーの概念を練り上げる上で、フランスの哲学者ピエール・レヴィがサイバースペースの特性として与え
水野大二郎(慶應義塾大学環境情報学部准教授、デザインリサーチャー)+松本篤(NPO法人remo研究員、AHA!世話人)+大橋香奈(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科博士課程) 2 場所と生活を記録する方法 ──移動前提社会や複雑なコミュニティでは、場所の記憶のような抽象的で視覚化され得ないものを把握することは、より困難なことだと思います。そうした対象の記録のあり方を、いくつかの異なる角度から考えてみたいと思います。 まなざしの差異と相互作用 松本──場所の記憶というものは、じつは非常に複雑なものです。人はこれまで移動を繰り返してきました。例えば、戦時中、多くの人々が「内地」を離れ、「外地」や占領地に移住しました。戦後、南国パラオから引き揚げてきた人々が、宮城県の蔵王に集団で入植しました。彼らはその場所を「北原尾(きたはらお)」と名づけて暮らしはじめました。北のパラオという意味です。あ
人間は「時間に縛られた動物」 「グリニッジ標準時(GMT)」がこの世界に誕生したとき、各地で時計破壊運動が起きた。 それは、時計が一方的に押しつけてきた「時間」に対する怒りの表れだったが、現代社会に生きる私たちにしてみれば、こうした抵抗運動はなんとも奇異に思える。私たちの意識には、時計が押しつけた時間感覚がこびりついて離れないからだ。 時間(time)は、現代英語で使用頻度が最も高い名詞だ。教会の尖塔や市庁舎に時計の文字盤と針が登場して以来、時計は私たちの身近にある。職場や学校、家庭、私たちの腕、さらにはスマートフォンやノートパソコン、テレビ画面にも時計は組み込まれ、私たちは毎日それを見て何時間も過ごしている。 私たちの日々の生活に規律を与えているのも、時計が指し示す時間だ。労働時間と賃金はこの「時計時間」に従って決められ、自由時間も時計に従って厳格に管理されている。 さらに、人間の体の生
結論から書くと、ちょっと思い当たらない。というおはなし。 そもそも「えきねっと」とはJR東日本の予約サイト。今週末にリニューアルを実施しました。 切符オタクの界隈では「あの切符が発行できない」「売ってはいけないはずの切符が検索結果に出てくる」などなど、いろいろな反応があったようですが、一般の方からすると「鉄道オタクがなんか騒いでいるなぁ」っていう感じかもしれません。私も個々論的なところはあまり興味がないから、そこについては書きません。 じゃあ、ここで何を書くかというと、UIの話をします。鉄道に限らず、いろいろなシステムにも言える話かな、と思ったので。 きっぷを買うまでの道のりが大変先述のプレスリリースには色々と変更点が書かれているんですが、1番目に書かれているのが「列車のお申し込みの操作方法が変わります」という点。 「えきねっと」トップページからダイレクトに、「乗車駅」「降車駅」や「日時」
著者紹介 ロレイン・ダストン(Lorraine Daston) マックス・プランク科学史研究所名誉所長。18世紀の確率論や、初期近代の博物学における驚異などを幅広く研究してきた科学史家。主な著作に、Wonders and the Order of Nature, 1150–1750(共著、1998年)、Against Nature(2019年)などがある。 ピーター・ギャリソン(Peter Galison) ハーヴァード大学教授。実践に注目した科学史研究を牽引し、近年はドキュメンタリー映像の制作にも携わる。主な著作にImage and Logic(1997年)など、邦訳に『アインシュタインの時計 ポアンカレの地図』(名古屋大学出版会、2015年)がある。 (所属等は本邦訳書初版第1刷発行時のものです。) 目 次 凡 例 ペーパーバック版前書き 初版前書き プロローグ 客観性の衝撃 第1章
間主観性の現象学 Ⅰその方法 Ⅱその展開 Ⅲその行方 エトムント・フッサール ちくま学芸文庫 2012―2015 Edmund Husserl Zur Phänomenologie der Intersubjektivetät 1905―1935 [訳]浜渦辰二・山口一郎 フッサールは『イデーン』を一九一三年から数年にわたって書いていた。第一次世界大戦のあいだ考察しつづけたのだ。そして、あとがきにこんなことを書いた。「筆者は今老境にいたって、少なくとも自分自身としては、完全に、次のように確信するにいたっている。すなわち、自分こそは一人の本当の初心者・端緒原理を掴んでそこから始める人間であると、こう自ら名乗り出てもよいであろう、と」。 謙遜しているのか自慢しているのかといえば、そうとうの自負を言挙げしているのだが、前半部と後半部に分かれた『イデーン』を発表したのは五五歳前後のことだから、七九
(注記: これは、『ディアロゴス』(九州大学哲学倫理学研究会)第2号[1989年4月18日発行]に掲載されたものです。) はじめに ことばを使うことは私的な営みではなく,共同体的な営みであろう。言語起源論の仮説によって,また,発達心理学の知見によって,人間の言語の発生と人間の社会性の発生が密接不可分に絡み合っていることは,しばしば指摘されるところである。すでに古代ギリシア哲学においても,アリストテレスが「人間はポリス的動物( politikon zohon )である」ということと「人間は言語をもつ( logon echei )動物である」ということの関連に言及するとき1),言語と共同性の相互依存関係は予感されていた筈である。近代哲学に眼を転ずると,同様の言語観はロックにも見られる。なるほど,ウィトゲンシュタインがいわゆる「私的言語批判」を展開するとき念頭にあったのはロックの言語論だった,と
蜂の物語 作者:ラリーン・ポール早川書房Amazon週刊少年ジャンプにはこれまで様々な打ち切り漫画が生まれてきたが、僕がその中でも最も打ち切りがショックだったのが、マキバオーなどで知られるつの丸による『サバイビー』だった。ミツバチを主人公に、その生態やスズメバチなどの敵との戦いをしっかりと描き出していく異色作。登場蜂物が俺達は群れなのだから一匹死んでも全体が生き残ればいいんだ!! といってスズメバチに向かって腕や足などを欠損させながらも戦いをやめず、虐殺されていくさまは子供心にトラウマを負ったものだ。サバイビー 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:つの丸集英社Amazon結果的に打ち切りになってしまったわけだけれども、『サバイビー』を読んでいてミツバチって物語の主人公にするには格好の題材だな、と思わずにはいられなかった(『みなしごハッチ』の記憶も関係しているが)。というのも、虫
企業のコミュニケーション活動は、そのステークホルダーなどの他アクターに対して行われる伝達行 為である。その行為はその受け手に対してなんらかの認識の変化や行動を期待するものが、メッセージの送 り手と受け手の間ではそれぞれのコンテクストの違いから齟齬が起きることがある。共有できるコンテクス トを調整しなければ、スムーズな意思伝達は不可能である。本論文では、そうしたコンテクストというもの について、伝達の基礎理論から語用論や関連性理論の観点のレビューを経て、サービス・ドミナント・ロジ ックにおける文脈価値の視点を交えて、コンテクストとコミュニケーションについて考察するものである。
持続可能な社会のきざしは、コロナ禍を迎えた日立の研究者やデザイナー、事業の従事者らがオンラインで集まり、「公共」をテーマに将来の社会における人の考え方や行動の変化の可能性について話しあった内容をまとめたレポートです。9つの変化のきざしと、3つの将来社会のQoLを考えるストーリーで構成されています。 着目する社会課題 いま、私たちの生活全体を覆うような社会課題による問題が次々と目に見えるようになってきています。持続可能な社会のきざしについて考えるプロジェクトでは、気候危機、新型感染症との共存、人口減少という3つの社会課題に着目しました。これらはいずれもすぐに避けることは困難であり、私たちはこれらの課題に向き合っていかなければなりません。いま、これらの社会課題に臨むための、新しい社会システムのビジョンを抱くことが求められているのだと考えます。 気候危機 私たちの生活のすべては気候危機の中にある
こんにちは、内閣官房IT総合戦略室の大橋 正司と申します。 4月12日から内閣官房に非常勤で採用された民間人材のひとりです。普段は人間中心設計(HCD)や情報設計(IA)の仕事をしています。 最初のnoteへの皆様のご意見をひとつひとつ拝見しながら、何を書こうか迷っていたのですが、今日はアクセシビリティとアカウンタビリティ(説明責任)についてお話をしたいと思います。前回のnoteで広野さんから「透明感」というキーワードが出ましたが、その土台になるのが、アクセシビリティとアカウンタビリティです。 まずはデジタル庁(準備中)による最近の情報発信について、お話ししておきたいと思います。デジタル庁(準備中)では、サイトを自前で実装せずにSTUDIOを使ってサイトを立ち上げ、noteなどの外部サービスを積極的に使って情報発信をしています(これは、官公庁ではちょっと珍しいやり方です)。外部サービスの利
こんにちは、Development Teamの三宅です。 先日、社内(AI事業本部内)でSQL研修の講師を担当したので、今回はその内容について簡単に共有したいと思います。 はじめに 例年、AI事業本部では、新卒エンジニアの育成のためにソフトウェアエンジニア研修を行っております。今年はフルリモートでの実施となりました。研修期間は2週間ほどで、内容は前半が講義、後半が実践(チーム開発)でした。私が担当したのは、講義パートの一部であるSQL研修です。SQLやRDBにあまり慣れていない人でも、できるだけ体系的な学びが得られるようにすることを目標に、様々な資料をまとめて提供する方針で準備しました。結果的には、ハンズオン込みで4時間ほどのやや長い講義となりましたが、勉強になったという声も頂けたのでやって良かったと思っています。 研修資料 研修内容 SQL研修の内容は、基本的には大学のデータベース講義で
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