“形だけ”になりがちなソフトウェアレビュー 近年、ソフトウェアレビューに対する認知はますます向上しつつあります。例えば商用開発なら、「要件定義」「設計書」「ソースコード」「テスト計画」「運用手順書」などを対象としたレビューが実施されていますし、オープンソースソフトウェアのプロジェクトなら、ソースコードリポジトリへのチェックインの前にソースコードレビューを推奨したり、義務付けたりしています。 その背景として挙げられるのは、ビジネスや社会におけるITの重要性が高まっていることでしょう。われわれの日常にこれだけITが浸透しているいま、ソフトウェアの品質は、システムの運用に大きな影響を及ぼします。その品質が低下すれば、ビジネスなら機会損失や収益悪化、社会的信用の失墜につながりますし、社会インフラなら公共交通機関などのサービスがストップすることも起こり得ます。ソフトウェアレビューの認知度が向上してい
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