常に進化を続けるベンチャー企業にとって、新規事業の展開や企業としての方向転換は、いつ起こっても不思議ではない。こうした変化に対し、経営者や社員はどう対応していくのか。「転換期のマネジメント」と題したNew Industry Leaders Summit(NILS)のセッションでは、モデレーターを務めたグロービス・キャピタル・パートナーズのパートナー 仮屋薗聡一氏が、転換期を経験した3社の代表を招き、それぞれの体験や悩みについて聞いた。 同セッションのスピーカーとして登壇したのは、ディー・エヌ・エー(DeNA) 取締役 次世代戦略室長の川田尚吾氏、ネットプライス 代表取締役社長 兼 CEOの佐藤輝英氏、グリー 代表取締役社長の田中良和氏だ。各スピーカーは、どのような転換期を体験し、新事業をいかにして推進してきたのか。 事業撤退、事業拡大、それぞれの事情 ネットプライスの佐藤氏は、「わが社にと