バンドエイド、カットバン、サビオなど地域により呼び方の異なる救急絆創膏。しかし、不織布製のパッドを傷口に当てる構造はみな同じ。傷口に張り付いた絆創膏を剥がす時の痛みは、思い出すだけで背筋がゾクゾクする。 デザイナーKo Ya-Chuan, Lo Chi-Hungのコンセプト“Anti-compression Bandages”は、傷口に触れない絆創膏である。通気性と防水性を持つ透明なプラスチックカップにより、傷口との接触をなくし、外部の圧力からも守ってくれる。傷口の状態も絆創膏を剥がすことなく確認できる。なお、本コンセプトは2013年RED DOT Design Awardを受賞している。 カップの形状には円、楕円、四角形が用意される。現在の絆創膏を見慣れたせいか、本品のデザインには目立たせない工夫が必要に感じる。透明なカップも傷口が見えることで、周囲の人が不快に感じることが考えられる。良