たとえば、ECサイトでPCを販売する際に、液晶の大きさやCPUの性能などのスペックを掲載しますよね。でも、新しい会社がそれまでとはまったく違う特性を持った製品を出した場合、そのスペックが既存のデータベースに入らないんです。こうなると、新しい属性を追加しないといけなくなり、関連するシステムすべてを変更する必要が出てきます。 商品データベースであればまだましなほうで、鳥インフルエンザのデータのように、数分おきに全世界の研究者から新しい属性を加えてくれという要望が上がってくると、データベースそのものが作れないんです。今はエキスパートの人間が手書きの表でまとめている。これではリアルタイム性も低いし、管理も大変になります。 そこで、私が注目しているのはこういったアンストラクチャードデータを扱えるインデックスファブリック(IFX)という理論です。 編集部注:インデックスファブリック理論は2001年9月