東京・三鷹のJR三鷹駅南口で人気のラーメン店「中華そば 江ぐち」が今月31日で閉店することが分かった。同店は漫画家、久住昌之氏のエッセー『小説 中華そば「江ぐち」』(新潮OH!文庫)の舞台となったことでも知られ、久住氏は自身のブログで「突然のことで、あまりにもショックです」と閉店を惜しんだ。 昨年12月末、個人で経営していた2代目店主が死去。後継者が見つからなかったため、閉店が決まった。同店は1949年開店で、80年代に現在の商業ビル地下に移転する前から「三鷹センター前の行列ができるラーメン屋」として有名。スープはあっさりしたしょうゆ味で「昔ながらの中華そば」と、ラーメンファンの間で愛された。 久住氏はエッセーで一見、変化のないラーメン店の内部をくまなく観察し、店員の個性や作り手によるラーメンの違いを鮮明に描いていた。 ラーメン評論家の大崎裕史氏は「ビールが似合う個性的な店と味で、ラ