犬飼会長が天皇杯のベストメンバー問題で千葉と大分に対して制裁を検討しているのは、天皇杯の日程を問題とすることで、秋春制移行の流れを加速させるためだという。 11日付の日刊スポーツ・荻島弘一記者の「解説」によれば、犬飼会長が天皇杯のベストメンバー問題を殊更大きく取り上げるのは秋春制以降への布石のためだという。 天皇杯の序盤でJクラブがメンバーを落とすのは珍しいことではなく、このことで厳しい処分を下すのは現実的ではない。では、なぜ犬飼会長がこの問題を殊更大きく取り上げるかと言えば、天皇杯改革がシーズン制の移行に大きく関係するからだ。 天皇杯は、リーグ戦の終盤と重なり、契約更改時期との兼ね合いや勝てば勝つほどオフが短くなるといった問題を含め、日程的に大きな問題を抱えている。 それでも伝統ある天皇杯の元日決勝を守るならば、Jリーグのシーズンを移行するしかない、という話の流れに持って