秋も深まり樹々が色付き始めるこの頃、雑草もその勢力にやや翳りが出始め限界ニュータウンを訪問するには最適のシーズンとなる。 今回訪問するのは宮城県の限界ニュータウンではラスボスともいえる西仙台ハイランド団地である。 132ヘクタールという巨大な面積と計画戸数1019戸に対し、現在の世帯は76世帯。団地内にはコンビニも個人商店も医療機関もない。団地名の由来となった西仙台ハイランド遊園地とゴルフ場は既に閉業、跡地にはメガソーラー発電所が目下建設中とその途方も無いスケールの大きさで他の追随を許さない。 さらに、隣接するエバーグリーンにっかわ団地もまた同様の問題を抱えており、新川地区が仙台市青葉区の土地価格最安を独走し続けるのは少なくとも今後20年は確証されている。まずは下の図を見てほしい。その広大さがよく見えてくるだろう。ちなみに西仙台ハイランド駅と八ツ森駅という2つの仙山線廃駅もある。 (図はG