フットサルの練習ゲームでのこと。 7分試合をすでに3試合こなし、試合中も時計が止まるたびに膝に手をついてゼェハァいってるような状態。 ラスト一試合も残りワンプレー。もはや命からがらといってもいい私がボールを持っていた。 普段なら疲れのあまり、足元のボールを見ながらプレーしているところだったが、その時はなぜか顔を上げて、ゴール方向を見ていた。 ゴール向かって左隅がまっすぐ見えた。 途中を遮る相手プレイヤーは誰もいない。 センターライン付近でモタモタボールと戯れていた私は、一瞬心を落ち着け、そして蹴った。とても上手とは言えないそのスキル、足で蹴った。 無回転のボールは…なんて表現とはかけ離れてはいたが、つま先で蹴ったやや強いボールはあれよあれよという間にゴールに近づいていき、そして最初に見えたゴール左隅に静かに吸い込まれていった。 打たなきゃ入らない。成功しない 下手な鉄砲数打ちゃ当たる、とは
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