大塚英志のおたく社会時評 第十回 岡田斗司夫について それにしても岡田斗司夫にはあきれた。 昨年末、「ポケモン」騒動が起きた直後、ぼくはこのスペース用に急拠、騒動につ いての見解を記す原稿を送った。担当の人間と、それからこのホームページの運営上 の責任を実際に持っているシンクタンクの担当の人間に電話で了解をとり、原稿を送 った。しかし、それは掲載が保留となった。岡田の判断だそうである。 理由については間に入っている人間からいろいろ聞かされたが、シンクタンク側に 公式に文書で出させたものには、内容に緊急性がなく、かつ、ホームページの更新サ イクルを崩せず、かつ、岡田の反対に抗してまで原稿の更新を行なうと、岡田を解任 するという話になりかねない、というものだった。そしてシンクタンクが関わる別の ホームページならすぐに掲載できる、また、次の更新日になら掲載できる、とい