かねてより評判を聞き知っていた、こうの史代『夕凪の街 桜の国』を読む。 それも、うっかりして電車の中で読みふけってしまった。 涙が止まらない。 この猛暑の中、中年男の泣き顔はさぞ暑苦しいことだったろう。 夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス) 作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2004/10/12メディア: コミック購入: 60人 クリック: 1,350回この商品を含むブログ (1129件) を見るこうして事務所のパソコンに向かってから、もう一つうっかりしていたことを思い出した。 今日は何の日だった? 読んだのではなく読まされたのだろう。 私の妻の父は、戦後は電力関係の会社でコツコツと勤め上げた人だが、戦時中、勤労動員先の長崎で被爆した。工場の中にいたので直撃を免れ、九死に一生を得たという。 義父は、ふだん被爆したときのことも話さないそうだが、私が結婚の挨拶に訪れた
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