連休を利用して、ロンドンを旅してきました。イギリスへは20代の頃、2度訪れています。一度目はフランスへ仕事で行った帰りにシェイクスピアの生まれた土地、ストラトフォード・アポン・ウェイボンへ立ち寄りました。二度目は語学研修をかねて2週間ほど、イギリス南西部のバースで過ごしました。97年秋のことですので、もう9年前になります。20代に経験した外国旅行は、ほとんどがひとり旅でした。今回は私の隣りにはパートナーがいました。私ひとりでは実行できなかったであろう綿密なスケジュールでロンドンの街めぐりにいざなってくれました。ちょっと疲れた顔をしながら、ガイド本をじっくり読んで、地元っ子も真っ青な土地勘で、見どころを効率よく案内してくれました。旅をしながら、かつてひとりだった頃を思い出していました。心細かったレストランでのひとときや、ホテルのドアの鍵を何度もたしかめたこと、遠いところにいる人たちのことを思